目次
3. 安宿はこんなところが魅力
4. 国ごとの安宿の特徴
3. 安宿はこんなところが魅力
安宿の1番の魅力は、当然ながら「宿泊料金が安い」こと。でも安宿には、それだけではない魅力もあります。そこで、安宿の魅力を3つ紹介します。
人との出会いに恵まれやすい
共用スペースの多い安宿は、他の宿泊客との距離感が近く、ちょっとした会話が生まれたりそれがきっかけで仲良くなったり、人との出会いに恵まれやすいのが魅力。安宿に泊まることで、宿が単に身体を休めるだけではなく、旅の思い出が生まれる場所に変わっていくはず。料金は安くても、彩り豊かな出会いがあるのが安宿なのです。
多彩なタイプの宿に泊まれる
安宿というと、暗くて汚くてジメジメしていて......なんてイメージは過去のもの。最近では、お洒落なデザインの宿や清潔感に溢れた宿など、多彩なタイプの安宿が生まれています。中級クラスのホテルだと似たようなタイプのホテルばかりになりがちですが、安宿なら個性溢れる宿に泊まることができるはずです。
安宿だから見えてくる景色がある
高級ホテルに泊まることで見られる景色があるように、安宿だからこそ初めて見えてくる景色もあります。たとえば安宿街に泊まってみれば、よりローカルな街の景色やその土地で暮らす人たちの生活を近しく見ることができます。地元の人に近い視点で旅できるのは、安宿の魅力と言えるでしょう。
4. 国ごとの安宿の特徴
安宿と一口に言っても、地域によってその特徴は異なります。そこで、日本人旅行者に人気の4つの地域の安宿について、その特徴を紹介します。
韓国の安宿

韓国で安宿として人気なのが、どこの都市にもあるモーテル。実は韓国では誰でも気軽に泊まれる宿として一般的で、格安でありながら清潔なことから、旅行者にも多く利用されています。また、お風呂やサウナがある韓国式スーパー銭湯「チムジルバン」も、安宿代わりとして人気。多くは24時間営業で睡眠室を備えているため、ふらっと宿泊していくことができます。
香港の安宿

世界の都市の中でも、宿泊料金の基準が高い香港。そんな香港の安宿は、九龍などの雑居ビルの中に多くあります。なかでも有名なのは、尖沙咀(チムサーチョイ)に建つ重慶大厦(チョンキンマンション)。沢木耕太郎氏の『深夜特急』にも登場する雑居ビルで、今も上層階ではいくつもの安宿が営業を続けています。香港のディープな世界を垣間見たい旅人にもおすすめです。
東南アジアの安宿

どこの都市にもゲストハウスやホステルが多く、安宿の宝庫と言えるのが東南アジア。タイではバンコクのカオサン通り、ベトナムではホーチミンのデタム通りやブイビエン通り、カンボジアではシェムリアップなど、バックパッカーが集まる安宿街が形成されているのが特徴です。東南アジアでは、現地で好みの安宿を直接探してみるのも面白いでしょう。
ヨーロッパの安宿

物価の高いヨーロッパでは、宿泊料金も高くなりがち。そんなヨーロッパで安宿として親しまれているのが、ユースホステルです。ドイツで誕生したユースホステルは、ヨーロッパ各国にも多くあり、誰でも気軽に泊まることができます。有料の会員になることで、さらに格安の料金で泊まれるので、ユースホステルを巡りながら旅するのもおすすめです。