IT業界におけるプラットフォームの種類

プラットフォームになり得るのは、オンラインショップだけではありません。

プラットフォームはあくまで何かを動かすための土台であるため、様々な種類が存在します。

主に現状でよく認知されているプラットフォームの種類として以下のようなものが挙げられます。

● ソフトウェアプラットフォーム
● オンラインプラットフォーム
● クロスプラットフォーム
● コンテンツ型プラットフォーム

それぞれ何を提供するプラットフォームなのか、ひとつずつ見ていきましょう。

ソフトウェアプラットフォーム

ソフトウェアプラットフォームとは、ソフトウェアを動かすためのプラットフォームのことです。

ソフトウェアプラットフォームの代表例は、WindowsやMacといったOSになります。

WordやExcelといったソフトウェアを動かすためには、その土台となるOSが必要です。

オンラインプラットフォーム

オンラインプラットフォームとは、オンライン上でアカウントを作成して利用するプラットフォームのことです。

たとえば、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSがオンラインプラットフォームの代表例となります。

クロスプラットフォーム

クロスプラットフォームとは、複数のOS上で使用できるソフトウェアのプラットフォームのことです。

WindowsでもMacでも、AndroidでもiOSでも、同一仕様のアプリケーションを動かせるプログラムのことを指し、具体的にはJava仮想マシンが代表例となります。

コンテンツ型プラットフォーム

コンテンツ型プラットフォームとは、コンテンツを配信するためのプラットフォームのことです。

スマホを例にすると、Androidであれば「Google Play」、iPhoneであれば「App Store」がコンテンツ型プラットフォームに該当します。

それぞれ、アプリを配信しており、スマホにインストールするためには、それらのプラットフォームを介して入手することになります。

プラットフォームとSaaSの違いは?

SaaS(読み方:サース、またはサーズ)という用語を最近よく耳にすることはないでしょうか。

SaaSは「Software as a Service」の略記であり、そのまま直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」となります。

この説明では少しイメージしにくいと思いますので、SaaSとは何か改めて一言で表すと「クラウド上で利用できるソフトウェアのこと」となります。

インターネットにさえ接続できれば、場所やデバイス(パソコンやスマホ)に問わずサービスを利用できるのが特徴です。

代表例として、「Microsoft 365」や「Zoom」「Slack」などが挙げられます。

プラットフォームとSaaSの違いについて、SaaSは上記例のとおり具体的なサービスを提供するものを指し、プラットフォームはあくまでサービスなどを提供する「土台」を意味します。

つまり、SaaSも「サービスを提供する土台」とも言えるのでプラットフォームと言えます。