先日より、日本列島を襲っている大寒波。十年に一度とも表現される「最強寒波」は、各地で猛威を振るい、一部地域では停電が発生するなど、少なくない影響を与えています。

ともすれば空模様と同じくどんよりとした気分にもなりがちですが、「少しでもほっこりしてもらえれば」との思いで投稿された「ネコダルマ」がちょっとした光を灯しました。

「就業時間中にネコダルマ作ってる不良社員。注意しようとしたら雪ぶつけられた( *`ω´)」

紅潮した顔文字付きのつぶやきとともに、Twitterに動画を投稿したのは佐々木晃さん。そこには、女性が猫の形をした雪だるまを作っている様子が映されています。

ちなみにこの投稿は、とあるアカウントへのリプライ(返信)。スクロールして見てみると、男性を写した写真とともに、京都府にある酒造メーカー「佐々木酒造株式会社」がこんなつぶやきをしています。

「水道が凍って仕事にならないため雪ネコだるま作り終えたら社長に雪ぶつけるしかやることない」

それに対して、アンサーとして応じたのが佐々木さんですが、何を隠そう「社長」その人です。

最強寒波もニャンのその 佐々木酒造社員作「ネコダルマ」に社長さんもほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

一見すると丁々発止なやり取りですが、もちろんのこと両者が険悪なわけではありません。極寒の京都市内において、社内の“風通しの良さ”を活用し、辺り一面に舞った雪を使い即席の「ネコダルマ」を作りました。

最強寒波もニャンのその 佐々木酒造社員作「ネコダルマ」に社長さんもほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

それにしても、“不良社員”さんの手際のいいこと。遠くさっぽろ雪まつりに出展しても違和感ない精巧な作りもあり、同業の酒造メーカーをはじめ、大雪に参っていた多くのユーザーが心和む反響となっています。完成後は本社前に期間限定で展示され、社長もしっかりと記念撮影。

最強寒波もニャンのその 佐々木酒造社員作「ネコダルマ」に社長さんもほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

明治26年に創業した佐々木酒造株式会社は、純米吟醸「聚楽第」をはじめとした日本酒に、国産果実を使用したリキュール「古都のリキュール」、清涼飲料水を製造販売し、会社を構える京都・洛中では酒造ツーリズムを開催。観光にも力を入れています。今月2月は8日と22日(いずれも水曜日)に開催予定です。

最強寒波もニャンのその 佐々木酒造社員作「ネコダルマ」に社長さんもほっこり
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

晃さんは三人兄弟の末っ子で跡を継ぎました。ちなみに、真ん中のお兄さんは俳優・佐々木蔵之介さんです。

<記事化協力>
佐々木晃さん(@jurakudai)
佐々木酒造株式会社

(向山純平)

提供元・おたくま経済新聞

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