「インバウンドとアウトバウンドの違いは?」「インバウンドは外国人観光客だけではなく、マーケティングでも使われる手法?」

以上のように、インバウンドについて疑問を持っている人も多いでしょう。インバウンドという単語は、「外から中へ」という意味になりますが、業界によっては使われ方が異なります。

本記事では、インバウンドとはどういう意味なのか、基本的な意味や正しい使われ方を、具体例を用いて紹介します。

目次
1.インバウンドとは?
2.インバウンドとアウトバウンドの違い
 2.1.インバウンドの代表例
 2.2.アウトバウンドの代表例
3.インバウンドが含まれる言葉の一例
 3.1.インバウンド観光
 3..2.インバウンド消費
 3.3.インバウンド需要
 3.4.インバウンド対策
4.インバウンド営業とは
5.インバウンド営業の手法の種類
 5.1.メルマガ(メールマガジン)
 5.2.SNS
 5.3.インターネット広告
 5.4.YouTube
 5.5.ホワイトペーパー
 5.6.オウンドメディア
6.まとめ

インバウンドとは?

インバウンドとは、外から中へ入ってくるという意味で、旅行業界や観光業界などでもっとも多く使われています。旅行関連の文脈で「日本へのインバウンド」と言った場合、「訪日外国人観光」を意味することが多いでしょう。

ビジネス全般においての「インバウンド」とは、顧客から商品やサービスに関しての問い合わせを受けたり、他社から自社へ営業をかけたりするという意味になります。

以下の項目で、インバウンドの対義語である「アウトバウンド」について解説するとともに、インバウンドの正しい使われ方などを紹介します。

インバウンドとアウトバウンドの違い

インバウンドとアウトバウンドは対義語同士です。インバウンドは内向きで、外から中に入ってくることで、旅行業界や観光業界では、外国人観光客が訪れることを意味します。

アウトバウンドは外向きで、中から外へ出ていくことで、旅行業界や観光業界では、日本人の外国旅行を意味します。 ビジネス全般だと、コールセンターから顧客に電話をかける業務や、飛び込み営業などがアウトバウンドと呼ばれます。

続いては、インバウンドとアウトバウンドの代表例を紹介します。

インバウンドの代表例

インバウンドの代表例として、インバウンドビジネスが挙げられます。インバウンドビジネスとは、訪日外国人に対してのビジネスです。

インバウンドビジネスの代表例は、ドン・キホーテとマツモトキヨシになります。

ドンキホーテとマツモトキヨシは、中国での関税強化の逆風にも関わらず、インバウンドの売上を伸ばし続けています。中華系の観光客の爆買いを対象としていて、店内には日本語表記だけではなく、中国語の表記をしたり、TAXフリー専用の会計口を作ったり、などの施策を行っているのが特徴です。

アウトバウンドの代表例

アウトバウンドは、内から外へという意味です。アウトバウンドの代表例は以下の2つになります。

● アウトバウンド営業:顧客に主体的にアプローチをかけること
● アウトバウンド広告・マーケティング:マスメディアのCM、電車の宙吊り広告、YouTubeのコンテンツの途中に流れる広告や手法

アウトバウンド営業とは、顧客に直接電話をして営業活動をしたり、飛び込み営業をしたりすることです。