凶暴な海のギャング7:ハモ
ハモの特徴
ハモは全長が最大2メートルにまで成長する大型肉食魚です。旺盛な食欲で生簀に入れておくと共食いし合う様子も確認されています。ウナギなどと同じく詳しい生態は解明されていない魚の一種です。
大きな口やのこぎりのような歯で一気に獲物を仕留める様子はスナイパーのような風貌を醸し出しています。
海のギャング呼び名の由来
京都・祇園祭や大阪・天神祭の名物料理として有名なハモですが、肉食性が強い魚として知られており、餌を捕食するときには体をくねらせたり、鋭い歯・大きな口で噛みつこうとしてくるため漁師の間で海のギャングと呼ばれています。
意外な海のギャング!
意外な海のギャング!イルカの特徴と由来
水族館で優雅に泳ぐ姿や賢い水生動物として知られているイルカも漁師の間では海のギャングと考えられていました。それは漁場の魚介類を食い荒らし、漁獲量が激減するためです。実際に世界中で議論を引き起こした「壱岐イルカ事件」を知る人もいることでしょう。
こちらも意外!ヒョウアザラシ
水族館で人気のヒョウアザラシも性格が獰猛で他種のアザラシやペンギンを捕食し、南極海のギャングと呼ばれています。生息域が南極のため、人を襲う頻度は高くありませんが、観測中の海洋学者が海に引き摺り込まれて死亡する事故も発生しています。