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5層の大仏塔と遵守すべき注意事項
最上階は仏陀の生涯図・天井画・エメラルドグリーンの仏塔
5層の大仏塔と遵守すべき注意事項

ワット・パークナムは5層構造となっており、印象的なエメラルドグリーンが美しい仏塔は最上階となります。上までは階段かエレベーターを利用しますが、1階は美術品や文化材など様々な展示コーナーとなっています。
2階の正面に大きく掲げられているのが注意事項です。通常、寺院の正面に大きく注意事項が掲げられていることは無いのですが、その美しさが有名になりマナー違反の観光客が目立つことから設置されました。
特に日本人観光客のマナー違反があまりに多くなっており、親日国といわれるタイでの信用が落ちてきていることも知っておいてください。基本的に日本の神社仏閣で慎むべきことは、タイでも同じです。あくまでも信仰の場であることを忘れないようにしましょう。
ここで看板に書かれている寺院共通の注意事項に触れておきます。
寺院共通事項
- 堂内では静かに
- 場所取りをした撮影はしない
- 仏像や建物に触らない
その他、踊らない、ヨガをしない、抱き合うことやキスをしない、飛び跳ねない、などがあります。その他追記として、男女ともにお堂内で脱帽することは寺院の共通事項として認識しておきましょう。
3階はサンマクナーロム室(仏像・資料の博物館)となります。4階はタンマクナーロム室(プラモンコンテープニー師の金製仏像)となります。
最上階は仏陀の生涯図・天井画・エメラルドグリーンの仏塔
5階がワット・パークナムの最上階であり、ここがあまりに有名なエメラルドグリーンの仏塔がある階です。お堂中心部にそびえるエメラルドグリーンの仏塔は黄金の柱に支えられています。星がちりばめられた見事な天井画には、しばし言葉を失うのではないでしょうか。
描かれている仏は釈迦牟尼です。悟りを開いて後、仏陀となった釈迦牟尼は多くの弟子や一般の人に、人々が悟りを求めることの意味を教え、苦しむ人々の救済で生涯を終えるのです。
釈迦牟尼の偉大さを示すように、仏塔はどの角度から見上げてもその美しさ、奥深さがあり、圧倒的な世界観に引き込まれていくことでしょう。
なお、最上階には常駐の係員がいて、寺院に記載がないその他のマナー違反を注意しています。その主なものは以下の通りです。
- 床に座って足を投げ出さない
- 大声を出さない
- 歌を歌わない
- カメラを床に置いて下から見上げるような撮影をしない
- 三脚、一脚を利用しない
- 寝そべらない
- 壁にもたれて座らない
- 飲食しない
これらを注意される観光客がかなり多いのが実情です。残念なことに観光客のマナーの悪さはタイ国内で報道されることもあります。ぜひ、気を付けましょう。