今や日本の各地で楽しめるようになったクラフトビール。目の前で醸造されるクラフトビール、そして設備を横目にできたてを味わうのは至高のひとときともいえる。
今回は、オープンして間もない最新のクラフトビール醸造所に着目して、5か所をピックアップした。できたてをその場で味わえるタップルーム併設醸造所を厳選したので、クラフトビールに目がない人はチェックを。
<東京>枠にはまらない料理も魅力の「BEER VISTA BREWERY」
東京・森下駅と清澄白河駅のほぼ中間に位置し、双方の駅から5分ほどの立地にあるのが「BEER VISTA BREWERY(ビール ビスタ ブルワリー)」。
もともと印刷所だった建物をリノベーションしオープンした、ブルワリー兼ビアパブで、日常的に飲みやすいスタンダードなビールから、インパクトのある個性的なビールまで幅広く取り揃えている。
「想像から生まれる一杯を」をコンセプトに、ビールの先に広がる景色を思い描きながらビール作りに励んでいる同店。国内のブリュワリーのビールを8~10タップつないでいる。
ビールの相棒となる料理は、たとえば「VISTAのモツ煮込み」「ラムと根セロリの麻婆豆腐」「芽キャベツのフライ 塩昆布 ミモレットチーズ」など、カジュアルでオープンな、ジャンルにとらわれないものを提供。
グランドフードメニュー以外にも「Today’s Beer Friends」として、内容が入れ替わるメニューも6〜7品用意。旬の食材を使った、親しみやすさと驚きを両立したビアフレンドリーな一皿を目指しているという。最近、デザートメニューも加わった。
ほかナチュールワインも充実。美食家たちの舌をも唸らせるに違いない。
BEER VISTA BREWERY
所在地:東京都江東区常盤2-13-17 トキワハイツ1F
<東京>フレンチも楽しめるブリューパブ「Brewin’bar&Nature」
「Brewin’bar&Nature(ブリューインバー&ナチュール)」は、店内にビール醸造所を構えた銀座にあるレストラン。「クラフトビール×ナチュラルワイン×フレンチ」という組み合わせが楽しめる店だ。
パブ・レストランに小規模なビール工場を設置したブリューパブスタイルで、その場で作ったビールを販売・提供してくれる。
店舗内で醸造し、ビールが劣化することなく新鮮な状態で飲めるのがブリューパブの魅力だが、ビール醸造技術や酒造免許などが必要なため、日本ではまだまだブリューパブ形式の店舗は少ない。都内、それも銀座で楽しめるのはうれしいところだ。
ビールは無ろ過、無殺菌の酵母が生きたビールで、季節によってIPAやヴァイツェン、ラオホなどが楽しめる。
クラフトビールとナチュラルワインの親和性が非常に高いと考え、自然派ワインや、それを引き立たせるこだわりフレンチへの探求にも余念がないのも同店ならではの魅力だ。
銀座でクラフトビールとフレンチを楽しみたい人は利用してみてほしい。
Brewin’bar&Nature 銀座醸造所
所在地:東京都中央区銀座8-11-12 正金ビルB1F
小規模ビール醸造所と飲食可能なパブがある施設