歴史家は「2022年2月24日」を欧州で戦争が再び起きた日として記録するだろう――、ドイツ民間放送の解説者がこのように語った。第2次世界大戦後、欧州は暫く平和だったが、多民族の入り混じる地・バルカンで民族紛争が起き、多くの犠牲者が出た。その後、欧州では戦争と呼ぶような大きな紛争はなかった。

それが24日、ロシア軍がウクライナ東部に武力侵攻し、ウクライナの首都キエフばかりか、北部、南部でもウクライナ政府軍と衝突している。オーストリア日刊紙エステライヒは25日付トップに「欧州で戦争が起きた」という見出しを付けていた。ロシア軍のウクライナ武力侵攻は欧州人に大きな衝撃を与えているわけだ。

欧州で再び戦争が起きた!!
(画像=ウクライナ武力侵攻を宣言するプーチン大統領(2022年2月24日)、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)