メバルの食性
メバルは肉食でプランクトン、多毛類(ゴカイ類)を中心に、小魚、甲殻類、小イカなど様々なエサを食べます。メバリングではメバルの捕食しているベイト(エサ)を意識することが重要で、特定のベイトを偏食しているタイミングでは使うルアーが捕食ベイトと違うと反応が乏しいことがあります。ここでは代表的な偏食パターンも紹介します。
ベイトフィッシュパターン
小魚を偏食しているパターンです。ハク(ボラの稚魚)などある程度の大きさがある小魚から、シラスまでベイトの大きさはさまざま。メバリングでは小魚が大きい場合はプラグが有効になることも多いです。ジグヘッドで狙う場合もベイトフィッシュに合わせて、ワームの大きさや形状を変更しましょう。
![メバルの釣れる時期・時間帯・場所を徹底解説 生態から釣れる条件を紐解く](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/01/6a84145a0d2eaa566268950abf50ee17.jpg)
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バチパターン
冬~春にゴカイ類が産卵で水面に出てくる通称「バチ抜け」を狙うパターンです。メバリングではシーバスなどと同様に、シンキングペンシルやワームを流れに乗せてドリフトさせるアクションが効果的になります。
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プランクトンパターン
極小のプランクトンをメバルが意識しているパターンです。春から初夏にかけて大量発生する「アミ」を偏食している通称「アミパターン」もこれに該当します。プランクトン自体は非常に小さいためルアー単体で似せるのは難しいですが、プランクトンを模したラメや点発光の加工が入っているクリア系プラグなどを使用し、まとまって漂うプランクトンを演じさせメバルを攻略します。
ワームでも同様の考え方で、軽量のジグヘッドで魚がプランクトンを捕食しているレンジにワームを定位させ漂わせて狙うことが多いです。ワームはアミパターン用など、このパターン専用のものが発売されているのでそれを使うと良いでしょう。
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その他のパターン
地域にもよりますがヒイカやホタルイカなどの小イカをメインに食べている状況もあります。その場合はワームをふわふわと漂わせるようなアクションなどが効果的です。また、エビも常食していて、特に昼のメバルの主食になっていることが多く、ワームのダートアクションなどでエビをイミテートすると釣果につながる場合が多いです。