問題は自己否定です。これは辛いですね。ケースバイケースなので答えを一義的には申し上げられないですが、自己否定されたら普通、殻に籠りますよね。そうではなくて「それならいい。自分は自分の道を歩む」で遊牧民のように新たな仲間を見つけるぐらいの切り替えが一つのヒントになるのではないでしょうか?
上述のアーダーン首相が「もう1年だけでなく、もう1期(首相を務めるため)の準備をする方法を見つけようとしたが、できなかった」(日経)とあります。これは相手とガチンコ勝負するための手法を考えようとするからできないのです。首相が何にストレスを溜めてるのか個別案件がわかりませんが、政治にまい進したいなら子供を夫に1年預けるぐらいのアイディアも必要だし、個別の政治案件でとん挫するなら新たな切り口を出せばいいのです。
その点、岸田首相はストレスに強いのです。首相は今度は子供対策に全力を挙げると。支持率の観点から360度包囲網でとにかく何でも全部手を付けるのです。中途半端なものも多いけれど自分で目線を変えてストレスから逃れているのですね。確信犯かどうかわかりませんが、ある意味、上手な生き方だと思います。
ストレスなんてまっとうに受けるものではなく、かわし方が全てだと思います。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年1月20日の記事より転載させていただきました。