益子の人の気質とは
益子の人たちの気質を訊いてみたところ、外池社長は次のように仰いました。
- 外からの人をオープンに受け入れる人が多い
- 益子焼の作家は外から移り住んできた人も多い
- 益子人の性格としてはおっとりしている
- 新しいことをやろうとしている人にブレーキをかけない風土で閉鎖的でない
- 芸術家が多く、サラリーマンっぽくない人も多い
- そもそも益子は天領で豊かな土地だった
私も感じました、「益子は、町に漂っている空気感がいい」と。

最後に
コロナ禍に関わらず、日本酒業界は苦境が続いています。
日本酒の消費量は最盛期の1/3にまで激減しているそうです。酒蔵を運営するには大変な手間と時間と人手を要する為、廃業する酒蔵が日本中に後を絶ちません。
しかし、日本酒造りに情熱を燃やし、良い酒を造り継いでくれている方々がいるおかげで、今、日本酒の「お酒としての質(レベル)」は、日本酒史上最高ともいえる高さを体現しているそうです。それは日本で日本酒を飲む人が減っても、フランスやアメリカなど海外で日本酒が高く評価されていることからもわかるでしょう。
日本酒と言えば、悪酔いする、太る、おやじが飲む酒、といった前近代的な誤った認識が未だにまかり通っていますが、今回の大吟醸といちごなど、日本酒の常識を覆す組み合わせなどがもっと出てきたら、日本酒が見直されるのではないかと思います。
日本酒の原料は「米」と「水」です。変な添加物が入れられたお酒より遥かに体に良いのです(もちろん飲みすぎなければ、ですが)
いえ、体に良い悪いだけの話ではなく、日本酒と料理はお互いが引き立てあってお互いの味を高めあうという相乗効果こそが秀逸な点なのです。
酔うための飲み物ではなく、料理をさらに美味しくいただくための並走ランナーともいえるでしょう。
食事をさらに楽しむためのエッセンスとして日本酒の魅力をもっと知ってほしいと思いました。
益子は日本の原風景ともいえる里山が残っているとても穏やかで落ちつく町です。ぜひあなたも癒しの里「益子町」へ訪れてみてください。
そして外池酒造店で昔ながらの酒造りを造り続けている人たちに会ってみてください。飲んでみてください。
これまで知らなかった日本酒の世界への扉となるかもしれません。