3. 天才は視点が違う

天才は多面的な視点を持ち、変わり者は斜に構えた普通のものの見方をします。

人類史上、最高峰の多才な人物といえばレオナルド・ダ・ヴィンチがあげられるでしょう。レオナルド・ダ・ヴィンチは優れた美術家・画家であるだけでなく、ウィトルウィウス的人体図など、解剖医学についての見識も深いのです。

また、軍事エンジニアとしても優れており、教皇軍総指揮官チェーザレ・ボルジアの軍事顧問兼技術者として働いていた経歴を持っています。さらに発明家としても名声を轟かせています。この多才な才能がそれぞれの分野で相乗効果を発揮し、斬新な視点をもたらして革命的な発見に至ったと考えます。

一方向ではなく、また斜に構えるでもなく、天才は実に多面的に物事を見る力に優れています。

4. 天才は集中力がケタ外れ

天才は集中力がケタ外れで、変わり者は飽きっぽく常に集中できていません。

発明王・エジソンは小学校中退。人の話が耳に入らず、「この子はバカだ」と教師から言われたことに腹を立てたエジソンの母は、自分でエジソンを教育することにしたのは有名な話です。

しかし、私はエジソンは興味のあることに並外れた集中力を発揮しているが故に、どうでもいい事に集中力のかけらを振り向けることを拒否していたものと考えています。エジソンは一日18時間働き、研究室で分厚い本を枕にして眠り、「うちのボス(エジソン)は眠りながらも研究をしている」と一緒に働く研究者を呆れさせていました。