太陽の塔とは
日本万国博覧会(大阪万博)に際して建設されたのが太陽の塔です。万博を象徴するアイコンとして日本人の誰もが知る存在でもあります。太陽の塔はたんなる"巨大な彫刻"ではなく、大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現するテーマ館として、すなわち文字どおりの"パビリオン"として建設された作品です。生み出したのは前衛芸術家・岡本太郎氏。テーマ館のプロデューサーに就任した岡本太郎氏がテーマ展示の構成要素として考案したもので、内部にはダイナミックな展示空間を擁していました。万博閉幕後、ほぼすべてのパビリオンが撤去されるなか、太陽の塔の永久保存が1975年に決まり、その後、内部は半世紀に渡って扉を閉ざしていましたが、2018年に再生を果たし、常設の展示施設に生まれ変わりました。【パンフレットより引用】
太陽の塔は大阪モノレールの万博記念公園駅からも見ることができます。

(画像=『たびこふれ』より引用)
太陽の塔の外観
太陽の塔は高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m。全景を各角度から見てみましょう。まずは正面から。

(画像=『たびこふれ』より引用)
右斜め前から。

(画像=『たびこふれ』より引用)
左斜め前から。

(画像=『たびこふれ』より引用)
真後ろから。意外と真後ろから見たことがない人が多いのではないでしょうか?

(画像=『たびこふれ』より引用)
太陽の塔がいったい何を表しているのか?
作家本人が何も語っていないため、よくわからないそうです。
お腹についている「太陽の顔」は現在を...。

(画像=『たびこふれ』より引用)

(画像=『たびこふれ』より引用)
頂部の「黄金の顔」は未来を...。

(画像=『たびこふれ』より引用)
背面の「黒い太陽」は過去を表しています。

(画像=『たびこふれ』より引用)
大阪万博テーマ館が「過去」→「未来」→「現在」を巡る構成であったことに加え、作者である岡本太郎氏が「人間の身体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」と考えていたからだそうです。