寒さが一段と厳しくなってくるこの時期、恋しくなるのは”温もり“です。柔らかな陽が差し込むリビングで、パートナーや家族、仲間たちとゆったりと過ごす時間は、心をじんわりと満たしてくれるに違いありません。新年最初のトガルームは、集いたくなる、そして、長居したくなるリビング、提案します!
温もりとスタイリッシュさのバランスが命です
集まりたくなる&長居したくなるリビングに必須なのは、心地良さとあたたかさ。となれば、天然木やレザーといった自然の温もりが感じられる家具の出番です。もっとも素朴でカントリーなテイストは、リッチなオジサンとの相性が今ひとつ……。素材はナチュラルでも、デザインはモダンで洗練されているものを選ぶのが得策です。
「まずお勧めしたいのは、ボーエ・モーエンセン最高傑作のひとつと称されるスパニッシュ・チェア。バックシートと座面は上質なレザー、脚はオーク材と天然素材をふんだんに使いながら、甘さを抑えたスタイリッシュなデザインで、バランスが実にいいんです。レザーは時を重ねるうちに色合いに深みが出ますし、いい感じにこなれてくるあたりもそそられますね」と、戸賀編集長。一枚革で仕立てた座面はラグジュアリー感たっぷりな上に、革が伸びても座面下のベルトで調整が可能。丸みを帯びたアームは、本やカップを置くサイドテーブルにも活用できるなど、美しさと実用性を兼ね備えた名品です。
ソファも、スパニッシュ・チェアと同様、デンマークの名門ブランド、フレデリシアからチョイス。1970年誕生のロングセラー、「Model 2062 EJ220 Sofa 2 seater」は、脚にオークの無垢材を用いた北欧家具らしい逸品。直線的なラインに長めの脚、ボリューム感を抑えながら、座り心地にこだわったデザインは、北欧家具の巨匠、エリック・ヨーゲンセンならではです。
レザー、天然木とくれば、天然石が欲しいところ。それにぴったりなのが、フレデリシアの「ピロッティストーンコーヒーテーブル」です。スチール製の脚に支えられているのは、天然石ならではのパターンと色調が楽しめるテーブルトップ。無駄な装飾が一切ない、究極のミニマルを体現したデザインは、潔ささえも感じられます。
ダイニングの主役はサステナブルなあの名品に!
リビングに合わせてダイニングも、自然の温もり&スタイリッシュをテーマにまとめましょう。主役に据えるのは、世界にその名を馳せるモダンデザインの雄、ハンス・J・ウェグナーがカール・ハンセン&サン用にデザインした「CH24」、通称Yチェア。パートナーには、無垢材の脚とラミネートの天板を組み合わせ、パーツの細部にまでこだわった「BA103テーブル」を選びました。
「Yチェアは、360度どこから見てもカッコいいですよね! 誕生は今から70年以上も前だそうですが、まったく色あせることなく、今なお我々を魅了してやまない。ウェグナーの偉大さに、改めて感服します。これはもう、快適かつ幸せな気持ちにしてくれる“使えるアート”ですね」
「CH24」の素材は、オーク材やウォルナット、ビーチ材など24種類からセレクトできますが、どの素材も、持続可能な森林活用・保全を目的に誕生したFSC認証制度を受けたものと、サステナビリティもバッチリ。自分たちの暮しはもちろん、地球にも環境にもやさしく、心地よいものを選ぶのも、リッチなオジサンのシン・ルールです。
自然に包まれたリビングダイニングで豊かな時間を!
自然の温もりややさしさが、心を解き放ち、癒してくれる。天然素材をベースにした家具を取り入れて、今年は「心地良く生きる。」をテーマに過ごしてみては?
大丸インテリア館 ミュゼ エール
住所:神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート2F
問い合わせ先:078-846-5017
平日/午前10:00〜18:00 水曜日定休(祝日の場合は営業)
撮影 杉田裕一
文 村上早苗
提供元・JPRIME
【関連記事】
・ロレックスはもう時代遅れ?富裕層が熱狂する2つの時計ブランド
・初心者が摂りたい筋トレの効果を高めるサプリ4選
・筋トレと有酸素運動、順番はどちらが先か?理由と効果を解説
・筋トレBIG3とは?忙しい人こそ実践したいトレーニングを紹介
・初心者向け!ネット証券ランキング