タイミングチェーンは、どういった役割を担っているのでしょうか。また、ベルトタイプとタイミングチェーンとの違いはなんでしょうか。気になる寿命や交換時期などを交えて解説します。また、タイミングチェーン採用車の車種も紹介しますのでチェックしてください。

タイミングチェーンとはどういったもの?

タイミングベルトとの違いとは

タイミングチェーンとは?その役割と気になる寿命・交換時期を解説!
(画像=出典:pixabay.com/ja/photos/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3-%E8%BB%8A-995254/、『暮らし〜の』より 引用)

タイミングチェーンとどういった機構なのか知っていますか。おそらく多くの人はタイミングベルトの間違いではと思うかもしれません。実は、タイミングベルトとタイミングチェーンとの役割は全く一緒で、どちらもエンジンのカムシャフトに動力を伝えるパーツです。

しかし、タイミングチェーンとタイミングベルトとでは、素材が違います。ゴム製を採用しているベルトと金属素材を採用しているタイミングチェーンとでは、全く素材が違うと言ってもいいでしょう。そのため、チェーンかベルトかで耐久性や騒音についても大きく変わってくるのです。

タイミングチェーンの役割と交換時期

クランクシャフトの回転制御

では、タイミングチェーンは具体的にどういった役割を担っているのでしょうか。多くの人はタイミングチェーンの役割を知らないままそこ車に乗っているでしょう。タイミングチェーンは、エンジンのクランクシャフトの回転を利用して、吸排気関係のパーツであるカムシャフトバルブに動力を伝える役割を担っています。

エンジンは吸気をしなければ動かすことができません。つまり、このタイミングチェーンが壊れてしまうと、エンジンは完全停止してしまいます。タイミングベルトも全く同じ役割です。素材が違うだけで、チェーンもベルトもエンジンの吸排気関係のパーツであることは一緒だと言えるでしょう。

交換時期はいつか

タイミングチェーンの役割は理解できたでしょうが、この役割ならタイミングベルトでも同じではと思ったはずです。実はタイミングチェーンの交換時期の多くは、30万キロとされています。ここまで長い寿命を持っていますので、タイミングベルトよりもその役割は長く続くのです。

もし、いつまでも大切に乗りたい愛車なら、タイミングベルトよりもチェーンの方が安心でしょう。タイミングベルトの多くは10万キロでの交換になっていますので、チェーンの場合は実に3倍もの耐久性があるということです。