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ヴリハダビーチとトマト博物館
まとめ

ヴリハダビーチとトマト博物館

【ギリシャ】フォトジェニックすぎる島、サントリーニ島での一日
(画像=『たびこふれ』より 引用)

島の南端近くまで足をのばし、ヴリハダビーチへも行ってきました。フィラからは13kmのところにあり、車またはバスでアクセスできる整備されたビーチです。

【ギリシャ】フォトジェニックすぎる島、サントリーニ島での一日
(画像=『たびこふれ』より 引用)

サントリーニ島のビーチでは東海岸のカマリやペリッサが周辺の飲食店やナイトライフも充実していて人気ですが、そういったものがなく比較的静かなヴリハダは、ただのんびりビーチを楽しみたいという人にはおすすめ。火山島らしい黒っぽい砂や小石のビーチを囲う岩の形状が面白いので、地形マニアにはたまりません。

【ギリシャ】フォトジェニックすぎる島、サントリーニ島での一日
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ヴリハダビーチのすぐそばには、「TOMATO INDUSTRY MUSEUM(トマト産業博物館)」があります。

今では希少になっているサントリーニ島のトマトですが、かつてはギリシャ中へ輸送するほど豊富だったそうで、島の重要な産業のひとつでした。創始者のディミトリオス・ノミコス氏が島の東側のモノリソスに近代的な缶詰工場を建てたのは1922年のこと。1945年にはトマトの一大産地である島の南端にこの工場が建てられました。最盛期の1950年代にはこの小さな島に9つの工場があったというのですから、かなりの生産量だったのでしょう。

【ギリシャ】フォトジェニックすぎる島、サントリーニ島での一日
(画像=『たびこふれ』より 引用)

その後、観光業の成長と反比例してトマトの生産量はどんどん下がり、80年代には工場も閉鎖され廃墟となっていました。2014年に博物館として生まれ変わったトマト工場では加工に使われた道具や機械などを見学できるだけでなく、アート&カルチャーのイベントスペースとしてもよく使われています。ミュージアムショップには可愛いグッズやトマトペーストも販売されているので、ヴリハダビーチへ行ったついでに覗いてみるといいかもしれません。

まとめ

とりあえず風景の美しさは楽しめたサントリーニ島での一日でした。何日か泊まることができたら、遺跡、ワイナリー、火山ツアーなども行ってみたいですね。

しかし、ギリシャの島で一二を争う人気の島だけあって、かなり人が多いです。パンデミックによる規制があるとは言え、今年はもう普通にバカンスしてる人も多かったよう。日本から来る人はまだまだ少なそうですが、ギリシャは海外からの旅行者も積極的に受け入れているので、来年の夏はぜひバカンスにいらしてください。

文・写真・アナグノストゥ直子/提供元・たびこふれ

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