クローズドにすることで、社員だからこそ面白いと感じるコンテンツを提供

オープン社内報に取り組まれている会社のお話も沢山聞いていたので、オープンにするかクローズドにするかは迷ったポイントでしたが、最終的にクローズドにしました。

理由は2つあります。1つめは、オープンだと出せる情報が限られてしまうことです。社内のSlackの情報なので当然、オープンにできないものもあります。その中にこそ大切なストーリーが潜んでいるので、それらを捨てるという選択は大きな損失ではないかと感じました。

2つめは、ターゲットであるモノグサで働く皆様にとって読みたいもの、気になるものにしたかったということです。外の人が読んでも面白くないかもしれないけれど、モノグサで日々働いているからこそ、面白いと思うことがあると感じています。

弊社はボードゲームやおやつ会や部活動など、ユニークなカルチャーがあるので、それらをコンテンツとして扱うのに際して、熱量を落とさずに情報をお届けしたいと思いました。

その結果、尖ったコンテンツが作れるようになり、モノグサメンバーだからこそ面白いと思ってもらえそうな情報が出せるようになりました。

段々Slackの情報に留まらず、個人が有志で書きたいことを執筆する特集コーナーが充実し始め、楽しみにしてくれるメンバーも増えたこともクローズドならではのよさだったと感じています。

方針は、「無理なく継続できて効果がある」こと

まずは「継続できること」を重要視しました。蓄積することは社内報において大切なことだと思ったからです。工数がかかりすぎてしまった結果、翌月以降の継続が難しいとなってしまっては本末転倒です。

そこでベースはシンプルにSlackに流れてくる情報をピックアップして編集する形にし、時間に余裕があるときは「特集」として別に企画を立てるようにしました。

最初は「特集」も自分で進めていましたが、1人では作れるものに限界があったので他のメンバーを巻き込んでいく方針に変えました。ユニークな趣味や特技の領域を持つメンバーを巻き込むことでより読み応えのあるコンテンツが作れるとも思っていました。

実際に社内報施策を初めて数ヶ月で、セールスやエンジニアやデザイナーといった他部署のメンバーからも「社内報でこれを発信したら面白そう!」というアイデアを随時受け取る環境ができ、多くの社員の力を借りながら作成する体制にシフトしました。