選び方のポイント
ポイントを押さえて自分に合ったものを選ぶ
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ロングボードのフィンは、さまざまな要素から選ぶものです。また、自分がどんな風にサーフィンを楽しみたいかによっても選ぶべきフィンは変わるでしょう。ここからは、その際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
フィンの角度でターンが決まる
フィンの前側の縁がどのくらいの角度になっているかはフィン選びに欠かせないポイントとなっています。この角度を「スウィープ」と言い、ベース部分に対してスウィープが大きめの場合はスピードが出やすくターンの経も大きいです。
一方、スウィープが小さめの場合は操作性がアップして、細やかなターンがやりやすくなるでしょう。そのため、スウィープが大きめのものよりもアクティブに動くことができ、多くのサーファーから人気です。
スピードやコントロールはフォイルで決まる
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「フォイル」というのはフィンの形のことで、特にポイントになるのはフィンの内側です。フォイルにはフラットなタイプや曲線を描いているタイプなど、さまざまなタイプがあります。
曲線を描いたフォイルはインサイドフォイルとも呼ばれており、スピードに乗ると減速しにくいのが特徴です。また、水の抵抗が少ないため滑らかなターンをすることができます。フラットなタイプは水の抵抗が大きめなので、ソリッドな方向転換向きです。
ターン時の反応はフィンの傾きで変わる
フィンの傾き加減のことを「カント」と言います。この傾き加減によってターンをしたときのサーフボードからの反応が変わるので、カントに関してもロングボードのフィンを選ぶときの大事なポイントです。
カントが大きいほど、ターンをしたときのサーフボードからの反応は拾いやすくなります。一方、カントが小さい場合はターン時の反応よりも直進性が増すので、スピードを出しやすいのが特徴です。
フィンの選び方とセッティング
自分に合ったフィンを選ぶ
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選び方のポイントが分かったら、いよいよロングボードのフィンを選んでいきます。自分が持っているボードのサイズに合わせて選ぶのが一番ですが、自分が楽しみたいサーフィンスタイルによってフィンの種類を見極めることも大切です。
センターフィンのサイズの選び方
ロングボードのセンターフィンのサイズは、一般的にサーフボードのサイズが1フィートに対してフィンのサイズは1インチの高さで計算して選びます。例えば、9フィートなら9インチ、10フィートなら10インチのフィンが最適。
初心者のうちは下手にサーフスタイルに合わせて選ぶよりも、ボードのサイズに対応したフィンを選ぶのが失敗が少なく無難です。ちなみに、1フィートはおよそ30cm、1インチはおよそ3㎝となっています。
安定感があるシングルスタビライザー
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ロングボードの性能は、フィンの数で大きく変わります。多くのサーファーが取り入れているのはシングルスタビライザーで、大きめのシングルフィンが1本と一回り小さなスタビライザーフィンが2本の、計3本のフィンを使うセッティングです。
シングルスタビライザーだとバランス感覚を上手に保つことができるので、サーフボードに安定感が生まれます。そのため、ロングボード初心者からも人気が高く、特におすすめのスタイルです。
ノーズライドを決めたいならシングルフィン
ノーズライドとはノーズ部分に体を移動させてスピードを上げていく技で、この技を成功させるのにおすすめのセッティングがシングルフィンです。シングルスタビライザーと違ってその名の通りフィンは1枚だけなので、安定感をキープするためにも面積が大きい方が成功率がアップするでしょう。
また、シングルフィンの場合体重が軽い方でもサーフボードを傾けやすくなります。ただし、シングルスタビライザーよりも安定性が低いので、サーフボード自体を長く大きなものにするのが望ましいです。