フィンの選び方によってサーフボード乗り心地はかなり変わります。その違いはロングボードでも、フィンを変えるだけで性質が変わったように感じるほど。そこで今回は、ロングボードのフィンの選び方をご紹介します。フィンの種類や特徴をマスターしましょう!

目次
ロングボードを楽しむ際に知っておきたいこと
フィンの各部の名称
選び方のポイント
フィンの選び方とセッティング
初心者のサーファーにおすすめ・人気のフィン
特性を知ってロングボードを楽しもう

ロングボードを楽しむ際に知っておきたいこと

フィンの種類や特徴を知ろう

ロングボードのフィンの選び方・完全ガイド。種類や形状、特徴をマスターしよう!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より 引用)

一言でロングボード用のフィンと言ってもその種類や特徴はひとつだけではなく、さまざまなものがあります。ロングボード用のフィンについてもっと詳しく知るために、まずはその種類や特徴についてチェックしていきましょう。

フィンの種類

ロングボードのフィンには、大きく分けて2種類があります。1つ目はシングルフィンというモデルで、その名の通り1本だけのフィンが特徴です。ノーズライディングという技をするのに対応しており、大き目サイズのフィンとなっています。

2つ目はシングルスタビライザーというモデルです。センターフィンに使われるシングルフィンが1本、サイドフィンに使われるスタビライザーフィンが2本あるのがこのモデルの主流となっています。

フィンのサイズ

ロングボードのフィンの選び方・完全ガイド。種類や形状、特徴をマスターしよう!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より 引用)

ロングボードのフィンは、大きさによって機能性が異なるのが特徴です。例えば、面積が広く大きめのサイズだと直進するときに安定感がありますが、大きすぎるものを選んでしまうと曲がりにくくなってしまいます。

また、小さめサイズのフィンは回転性が高いのでアクティブに動ける半面、サーフボードが不安定になりやすい面があります。自分が使うサーフボードのタイプや、楽しみたい波乗りスタイルに対応したサイズ感のフィンを選ぶことが大切です。

フィンの硬さ

ロングボードのフィン選びは硬さも重要となっています。硬めのフィンだと、安定感のあるターンを決めることができるでしょう。また、波の高さやパワーが大きくてもサーフボードが安定し、しっかりとしたホールド感があるのが特徴です。

反対にしなやかさがあるフィンの場合、波をコントロールしやすいのが特徴となっています。パワーに乏しい波や小さめの波に対応しており、男性向きというよりは女性向きのフィンと言えるでしょう。

フィンの各部の名称

各部分の名称は3つ

ロングボードのフィンの選び方・完全ガイド。種類や形状、特徴をマスターしよう!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より 引用)

フィンの各部にはそれぞれベース(Base)、高さ(Height)、レイク(Rake)という名称があります。これらはフィンの性能を決めるのに大事な要素になるので、フィンを選ぶときにはあらかじめ覚えておきましょう。

ベース(Base)

フィンの付け根の幅のことをベース(Base)と言います。このベースの幅が広いと安定性や直進性、ドライブ性が高くなり、逆にベースが狭いとボードの安定性や直進性は低くなりますがその分回転性はアップするのが特徴です。

高さ(Height)

ロングボードのフィンの選び方・完全ガイド。種類や形状、特徴をマスターしよう!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より 引用)

フィンの付け根から先端までの最短の長さを高さ(Height)、または深さ(Depth)と言います。これが高いとフィンはホールド性を高め、安定性と直進性が増します。

また、フィンが長いとノーズライディングをしたときにノーズが抜けにくくなり、ノーズの安定性が良くなるでしょう。逆に低い場合、安定性は悪くなりますが回転性は増します。

レイク(Rake)

フィンの反りの角度をレイク(Rake)、またはスウィープ(Sweep)と言います。ベースの後ろ側からどのくらい後側に伸びて、どんな角度で反り返っているのかによってドライブ性や回転性などが変わります。

角度があるほどターンしたときに粘りが生まれるので、ドライブが効いたターンが可能です。逆に角度がないと抵抗が少なくなるので、回転性はよくなります。そのため、ピポットターンをするのに向いているでしょう。