後部座席シートベルト:チャイルドシート
運転手にかけられる罰金・減点の対象となる道路交通法。シートベルトに関するものだけでなく第71条の第3項にはチャイルドシートに関するこんな記述があります。 「第71条の3 第3項(チャイルドシート) 自動車の運転者は、幼児用補助装置を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。」
身長140cmが境目
ベビーシートを卒業して、身長140cmまでがチャイルドシートを使う必要があるお子さんです。なぜかというと、車のシートベルトは身長140cm未満の子供には効果がでずに、安全性をアップさせるための機能が働かないからです。
GRACO (グレコ) ジュニアシート
GRACO (グレコ) ジュニアシート ジュニアプラス メトロポリタンGR 3歳頃からのロングユース仕様 (収納式カップホルダー付き) 67170
3歳以上の幼児になっても座れるチャイルドシートです。ベビーシートを卒業してもチャイルドシートで後部座席のお子さんの安全を守ってあげましょう。
親の責任
チャイルドシートは幼児にとってのシートベルトですね。自分の大事な子供のために、シートベルトだけでなく幼児はチャイルドシートに座らせもしもの事故に備えるのが親の責任です。
後部座席シートベルトを締めない危険性
ここまで、ドライバーの立場で罰金や減点などの罰則を中心に見てきましたが、いざ事故になってみると一番損をするのは後部座席に乗っている人本人です。ここでは、後部座席でシートベルトを締めないために起こる危険性を警視庁の統計に基づいてご説明します。
後部座席の死亡率
2015年の警察の調べでは、シートベルトをしていないため事故にあった時、車外に放り出されて死亡された割合は後部座席で30%ほどとなっています。それと比較して運転席では12%、助手席では17%が同じようにシートベルト未着用で死亡しています。シートベルトの着用率の差がこの死亡率の差に出てきています。
後部座席だからと安心できない
後部座席の人がシートベルトを締めないのは「前の席よりも安全だから」と思っているからでしょう。しかし、この統計を見ると圧倒的に後部座席の方がシートベルトを締めていないことからの死亡率が高いことがわかります。運転者から促される前に、自発的に自分の命を守るため後部座席に乗るときもシートベルトを着用しましょう。
後席シートベルト非着用時の危険性動画
次の動画はJAFが制作したシートベルト非着用の危険性を示したテスト動画です。途中から再生が始まらない人は2分6秒あたりまで進めてみてください。後部座席の人が前のシートにぶつかり、ドライバーがサンドイッチ状態になっている画像が映し出されています。
衝撃的な映像ですが、こんな動画を見てしまうと怖くて後部座席の人にシートベルトを付けるよう言いたくなるドライバーさんも多いのではないでしょうか。後部座席の人がシートベルトを着用していないと、前の席の人の死亡率が2倍になるという警察の統計もでています。
ドライバーにも危険が
このような、後部座席に座っていた人がシートベルトを締めなかったために、前方のドライバーや助手席の人に激しくぶつかり、そのせいで大怪我をしたりひどくなると死亡してしまうような事故もおこっています。前の座席に座ってシートベルトを締めているから「自分は大丈夫」と思ってしまうのは間違いです。そのようなもらい事故を防ぐためにも後部座席に座るひとにもしっかりとシートベルトを締めてもらうように促しましょう。