日本海に約100kmも突き出た能登半島。アルファベットの「C」の形をしたこの半島が囲む七尾湾には、ぽっかり浮かぶ「能登島」という島があります。1982年、この島の北側に「のとじま臨海公園水族館」(愛称「のとじま水族館」)が開業しました。

人気もののジンベエザメやラッコなど、なんと約500種類もの生き物が暮らすのとじま水族館。その魅力を、余すところなくご紹介します!

※こちらの記事は2019年6月に取材した情報です。期間限定の情報もありますので、最新情報は公式HPをご確認ください

目次
1. 日本海側最大級の水族館「のとじま水族館」
2. 東京、大阪からも意外と近い!のとじま水族館へのアクセス

1. 日本海側最大級の水族館「のとじま水族館」

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

2010年のリニューアルではジンベエザメが展示されるようになり、注目を集めるようになります。2018年には、さらに迫力ある展示をたずさえリニューアル。高速道路が近くまで伸びたこともあり、平日でも多くの人で賑わうようになりました。

そんな「のとじま水族館」は、水族館として絶好の条件を兼ね備えています。

・傾斜があり、海に開けていること
・水族館を囲む海に多様性に富んだ生き物が暮らしていること

この条件があるからこそ、ここでしか見ることができない展示がいっぱいあるのです。
(2点の条件はこの後も何回か触れますので、覚えておいてくださいね!)

2. 東京、大阪からも意外と近い!のとじま水族館へのアクセス

「石川県はなんとなく遠い」というイメージを持っている方も多いようですが、実は東京、大阪から日帰りも可能な距離。東京を早朝に出れば、13時すぎにはのとじま水族館に到着です。
大阪・東京から高速バスでのアクセスや、金沢駅、和倉温泉駅からのアクセスをご紹介します。

2.1 東京・大阪から高速バスで午後イチ到着

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

2017年に富山県側から「能越自動車道」が開通したことで、北陸本線・新高岡駅から高速バス「わくライナー」の運行が始まりました。

東京から向かう場合、このバスで和倉温泉までいくのが最短ルート。東京からでも午後イチに到着できるのです。大阪からでもだいたい同じ時間に到着です。

和倉温泉駅からのとじま水族館までは15kmほどで、タクシーも利用可能です。景色を楽しむなら和倉温泉駅にレンタサイクルもありますが、島内は起伏が激しいので心して走りましょう。

2.2 電車でのとじま水族館へ

金沢駅から行く場合、和倉温泉駅までの所要時間は特急で1時間弱。普通列車の場合は2時間ほどかかり、七尾駅で乗り換えが必要です。大阪から和倉温泉までの直通電車も、1日1便走っています。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

和倉温泉駅のバス乗り場は改札を出て右に歩き、30mほど。能登島交通以外にも「北鉄奥能登バス」なども発着しているので、乗り間違えに注意が必要です。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

ちなみに、画像左側に停まっている普通電車の先頭車(クハ412-8) は、国鉄からJRに譲り受けられた中で、もっとも古い車両です。製造は先の東京オリンピックより前、昭和37年!のとじま水族館のご長寿ラッコ「ラスカ」のついでに、この歴史ある電車にもぜひ会いに来てください!

2.3 和倉温泉駅からはかわいいバスでGo!

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

和倉温泉駅からは地元のバス会社、「能登島交通」のバスでのとじま臨海公園行きに乗りましょう。料金は和倉温泉駅~能登島臨海公園間で大人770円・子ども390円 (現金のみ)。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

能登島に向かうバスには海の生き物がびっしり描かれていて、島全体で水族館を盛り上げている様子が伺えます。

2.4 車で向かうにも便利!大駐車場+途中の休憩箇所も豊富

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

車で向かうなら、以下のインターチェンジが利用できます。

  • のと里山街道(金沢方面から):徳田大津JCTで田鶴浜道路に入り、和倉ICで降車(24分)
  • 能越自動車道(富山方面から):七尾城山ICで降車(34分)

これまで「のと里山街道」を利用する場合、金沢市内で高速道路を降りる必要がありましたが、2017年の能越自動車道の開通によって、富山県側から高速道路だけで七尾市内まで入れるようになりました。これにより、富山や長野方面からのお客様がとても増えたそうです。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

島内はコンビニが1軒、ガソリンスタンドが1軒ありますが、買い物は念のため七尾市内で済ませた方が良いでしょう。和倉インターチェンジを降りてから島内に入るまでにも、マツモトキヨシやセブンイレブンがあります。

島内に入ってからも無料駐車場(能登島大橋ロードパーク駐車場)にトイレはありますので、ドライブも安心して楽しめます。
能登島島内にはガラス美術館や温泉、美味しい料理屋やキャンプ場なども揃っていますので、時間に余裕がある人は、ぜひ散策の計画にいれてみてください。

2.5 のとじま水族館に到着!

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

のとじま水族館の嬉しいところは、駐車場が広く、かつ無料であること!
乗用車が1,100台、バスが7台停められます。トイレも駐車場、バス乗り場前の2か所にあります。路線バスも、水族館チケット売り場の目の前まで来ています。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

入場できるのは9:00からですが、少し早めについても問題なし。駐車場・バス乗り場前には多目的トイレやベンチもあるので、七尾湾を眺めながらゆっくり待ちましょう。その間に、重い荷物があれば、コインロッカーへどうぞ。

【石川県】リニューアルした「のとじま水族館」の見どころをまとめました!
(画像=『たびこふれ』より引用)

到着が多少おそくなっても大丈夫。朝10時から閉館前まで、終日イベントが行われています。さて、1日でいくつ回れるかな?