令和2年7月の豪雨による水害が記憶に新しい人吉市ですが、今年は青井阿蘇神社に初詣に行ってきました。水害時に浸水し、多くの人がショックを受けた青井阿蘇神社の今をご紹介したいと思います。
快晴に映える禊橋
2008年に国宝にも指定された青井阿蘇神社があるのは、球磨川沿いの人吉市の中心市街地の近くです。
地元の人たちから「青井さん」と呼ばれ、古くから親しまれている人吉を代表する神社です。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
青井阿蘇神社が創建されたのは、大同元年(806年)。阿蘇神社の御祭神十二神のうち、健磐龍命(たけいわたつのみこと)、その妃の阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、お二人の子である國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)の三神の御分霊が祀られています。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
楼門の前に蓮池があり、禊橋という3連アーチの橋がかけられています。
水害の際はこの欄干の上の方まで水に浸かり、大きな被害が出ました。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
今は多くの人々の支援で、また新しい欄干がかけられ、鮮やかな朱色が映える橋となって復活しています。
お正月のにぎわい
禊橋を渡って、楼門をくぐります。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
楼門の前には、立派な門松ときじ馬が飾られ、人吉ならではの光景にほっこりさせられます。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
1月2日の午前10時ごろ行きましたが、境内も多くの人でにぎわっており、帰るころには禊橋の上まで行列ができるほど、参拝客が増えていました。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
本殿の左隣には、宮地嶽神社などの社殿があります。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
球磨焼酎酒造組合の樽も並んでいて、おなじみの銘柄もたくさんありました。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
球磨焼酎の酒器である「ガラ」と「チョク」や、吉野秀雄氏の短歌も…。

(画像=『肥後ジャーナル』より引用)
境内の石段のところには、美しい和傘もたくさん飾られていて、着物を着て写真撮影するのも良さそうです。