SCノットを簡単に①「キーホルダーを使う」

道具を使う

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

まずはPEラインを20㎝ほど折り返してください。そこにショックリーダーを沿わせます。ショックリーダーの端糸は5㎝ほど出しておきます。ここで登場するのが「キーホルダー」です。これ実は登山などで使う「カラビナ」でやる方法が一般的で、世間的にはすでに「カラビナノット」という名称で実践されています。つまり私の方が「類似品」なのですが、実際にノットを編むだけの目的でカラビナを用意するのは不経済だと思うんですね。タックルボックスに用意しておくのもムダが多い気がしますし。であれば普段使いしているキーホルダーが適材ではないでしょうか。

しっかりと押さえる

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

これはナイロン3号のショックリーダーにPE1号の本線を巻くところです。巻く時のコツは、とにかくPEラインの二重になっているところとリーダーの重なっているところ(画像の親指位置)にギュッと力を入れること。PEラインはとても滑りやすい材質ですので、キーホルダーの回転に耐えられるよう持ちましょう。あ、あと注意事項が一つ。普段使いのキーホルダーを使う時は、必ず自宅キーやカーキーは外してから使いましょう。押さえたつもりでグルンと回した瞬間すっぽ抜けてキーホルダーが海中へドボン、なんてことにならないように気を付けましょう。

巻き数はラインの太さに応じて

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

この結束の良い所は、「ラインの太さに関係なく使える」ところです。それこそ0.4号のPEラインでも5号のPEラインでもまったく同じように編めます。気を付けるのはキーホルダー(カラビナ)の回転数だけです。細めのラインの場合は多めに巻きましょう。目安はPEライン1号で30回前後、3号で20回前後、あとは太さに比例して増やしたり減らしたりしてください。

SCノットを簡単に②「自然に編める」

リーダーの端糸をPEに通す

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

さて、くるりんぱと回転させてショックリーダーにPEラインを巻きつけたら、次はいよいよ編み込みです。ショックリーダーの端糸を5㎝ほど残しておきましたね?それをキーホルダーを引っ掛けた穴に通します。ですからここでの注意事項はキーホルダーを掛ける穴を「巻き切らない」ことです。目安を作るなら、巻いた長さの半分位の長さの輪を残しておくのが一つの目安になります。

端糸を咥える

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

キーホルダーを通していた輪の中にショックリーダーの端糸を通したら、それを歯で咥えます。一旦仮留めをするために、7割程度まで締めましょう。締め方は、端糸、リーダー、PEライン本線でYの字を作り、PEライン本線とリーダーを軽くしごくように締めて行きます。