以前「8の字ぐるぐるノット」を紹介しましたが、結束力100のノットは無いのかと友人に問われました。「ありますありますSCノットがあります」と答えましたが、友人は「1分以内に結べる方法を教えろ」と脅してきました。今回は簡単なSCノットの結束方法をお教え致します。

目次
SCノットってなんだろう?
SCノットの基本
SCノットを簡単に①「キーホルダーを使う」
SCノットを簡単に②「自然に編める」
SCノットを簡単に③「最速最強」
オーソドックススタイル
キーホルダーノットで差を付けろ!

SCノットってなんだろう?

この結束方法はまだ歴史が浅く、開発から10年ほどしか経っていません。作ったのは新潟方面の釣り船の船長さんだと言われています。釣り船の「船上」は時合に当たると「戦場」になります。そんな時に強力なショックリーダーの結束を素早くする方法はないものかと試行錯誤されたのでしょう。基本の縛り方がとても簡単で、船上であわてていたとしても、組むのに3分も掛からないでしょう。それを今回1分以内で組めるように工夫したのが「キーホルダーノット」です。一応kuma10オリジナルですが、類似品は山ほどあります。

SCノットの基本

摩擦系ノット

【連載】結束力100パーセント!キーホルダーノットを覚えよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

PEラインとショックリーダーの結束方法は大きく分けて「摩擦ホールド系」と「結び目ホールド系」の2種類になります。SCノットは摩擦系のノットで、ドラグチェッカーでは100パーセントの強度を誇ります。これは二重にしたPEラインをさらに折り返すことで実質四重に編んでいるからでしょう。編み方の基本はPEラインをまずは折り返して二重にするところからです。用意としては、PEラインのクロスしたところにショックリーダーを沿わせますが、慣れるまではPEラインもリーダーも長めに取りましょう。

絞りは慎重に

摩擦系ノットで気を付けなければならないところは、「きちんと絞る」ことです。必ず「ライン締め液(ツバ)」をたっぷりと付け、ゆっくりと締めて行きます。これを怠ると、締める時の摩擦でラインが切れてしまったりします。最悪は傷が付いたことに気が付かずに実釣に使用してしまうことです。自分の手落ちでラインブレイクしても誰にもあたれないのはつらいですよ。