ホーム画面の自由度が高いことでAndroidスマホユーザーの間で人気が高く、現在はiPhoneやiPadまたMacでも採用された人気機能が「ウィジェット」です。Macで「ウィジェット」を使いこなせれば、デスクトップ画面の雰囲気を一変させられます。Macでの「ウィジェット」機能の使いこなし方を詳しく解説します。
【Mac】「ウィジェット」とは
AndroidスマホとiPhoneのどちらを購入すべきかを紹介する記事の中で、Androidスマホを勧める理由として必ず紹介される機能の1つが「ウィジェット」です。「ウィジェット」機能は現在、Androidスマホだけの専売特許ではありません。
iPhoneやiPad、またMacといったAppleデバイスでも「ウィジェット」機能が使えるようになりました。「ウィジェット」機能がユーザーの間で人気がある理由は、デスクトップ画面の自由度が大きくなるからです。
Macでも「ウィジェット」機能の使いこなし方を学べば、Macのデスクトップ画面を自分仕様にカスタマイズでき、Macの楽しみ方が倍増します。
Macの「ウィジェット」とはどのような機能なのか、また「ウィジェット」機能の使いこなし方について、この記事で詳しく解説します。
アプリを開くことなく常にホーム画面上に表示させるショートカット機能
Macの「ウィジェット」とは、アプリを開くことなく、デスクトップ画面上に表示できるアプリのショートカット機能のことです。毎日必ずチェックするアプリは誰にでもあります。
Macを立ち上げてデスクトップ画面が表示されたらすぐに、お目当てのアプリのお目当ての画面を表示できたら大変便利です。
「ウィジェット」機能でアプリのショートカットを作成すれば、チェックしたいアプリのチェックしたい画面をすぐに表示できます。
macOS Big Surでの変更点
「ウィジェット」機能がMacに追加されたのは最近のことではありません。2005年に「macOS X v10.4(Tiger)」がリリースされた際に「Dashboard」が追加されましたが、この「Dashboard」が「ウィジェット」を使える機能でした。
「Dashboard」が提供されていた時は、特定のキーを押すか、あるいはマウスのボタンやデスクトップのコーナーに機能を割り当てることで、「ウィジェット」をデスクトップ画面に表示させていました。
2019年にリリースされた「macOS 10.15(Catalina)」には、進化した「ウィジェット」機能が追加されました。デスクトップ画面のメニューバーにある「通知センター」にある「今日」パネル内で、「ウィジェット」が表示されるようになりました。
そして2020年にリリースされた「macOS 11(Big Sur)」には、さらに進化した「ウィジェット」機能が追加されました。
ー通知センターの中に2列で表示
「macOS Big Sur」に追加された新「ウィジェット」は、「通知センター」のユーザーインターフェースがガラリと変わりました。
「macOS Big Sur」で新しくなった点を詳細に説明すると、まず追加するアプリの大きさを「小」「中」「大」の3つから選べるようになりました。「小」で選択されたアプリを「ウィジェット」に追加すると2列で表示されます。
さらに「macOS Big Sur」以降、「通知センター」内にある通知パネルの下で、「ウィジェット」のレイアウトをデスクトップ画面上で自由に行えるようになりました。
「macOS Big Sur」から最新macOSである「macOS Ventura」に至るまで、「ウィジェット」のユーザーインターフェースに変更は加えられていませんが、「Dashboard」時代と比べはるかにカスタマイズ性が向上しました。