いずれも意味不明のハチャメチャな主張であり、質問に回答していません。

<事例1>ノドクロを一緒に食べましょう

<事例1>小泉進次郎環境大臣会見 2019/09/13

記者:原田義昭前大臣の発言について、原田さんは、原子力規制委員会の委員長が放出してもいい、安全基準に心配はないということを重ねておっしゃっていることを受けて、自ら議論に一石を投じる意図で発言をしたとフェイスブック等で説明されているのですけれども、大臣は昨日、被災者の心を傷つけたのであれば寄り添って謝罪をと言いましたけれども、原田前大臣の発言の正当性について、希釈して放出するということについてはどう評価されていますでしょうか。

小泉進次郎環境大臣:この問題というのは、昨日、私、小名浜に行って漁連の組合長ともお話をしましたが、今日に至るまで漁師の皆さんがどんな日々を過ごしてきたのかということに思いをはせなければ、発言はできないと思います。海をなりわいにしている方々が海に出られなくなるということがいかなることか。そして、出られても、試験操業という段階が続いていることも通常のことではありません。そして、そこまで来る過程の中で、一体どれだけ風評被害と実害を含めて被ってきたのかということを考えれば、慎重に慎重を重ねて、何よりも浜の皆さんのことを思い、福島の皆さんのことを思いながら対応しなければいけない事柄だと思っています。なので、まずはお会いしに行きました。そうしたら、いいことを聞きました。今、福島の試験操業で何が捕れますかと言ったら、ノドグロが捕れると。ノドグロは私も大好きですけど、ノドグロが捕れるんですか、福島で。そうなんだよ、最近ノドグロが捕れるんだよと。じゃあそれ、今度一緒に食べましょうと、そういう話で明るくなりましてね、今度、環境省にも来てくれるというので、その皆さんと一緒に部屋でノドグロを食べられればなと思いますし、福島の海産物というのはこんなに魅力があるよと、そういったことも。安倍内閣の全閣僚は復興大臣だと思えと。私は、まさにその通り、復興のためにプラスになることは何でもやります。副大臣と政務官の受け止め、これは一緒にチームとして、環境省が今までやってきた取組を一緒になってさらに国内外に発信をして、そして目の前の課題を一つ一つ前に進めて、よくコミュニケーションを取って、私が引っ張っていくというのではなくて、私を支えてもらいたいと、そんな気持ちでいっぱいです。

小泉大臣は福島第一原発処理水の科学的評価に関する記者の質問に対して、ノドクロという[薫製ニシン]を意味不明に用いることで、見事に何も答えませんでした。

<事例2>不倫疑惑のママ議員

<事例2>山尾志桜里議員・衆院選立候補決意会見 2017/09/22

記者:倉持弁護士はまだ政策ブレーンの役割をなさっているのですか。

山尾志桜里議員:私自身はとにかくこういった状況で地元に戻って地元の一人一人の支援者の皆さんに繰り返しになりますけれどもお詫びと感謝と決意、これをひたすら訴えることに集中したいと思っています。

倉持弁護士との不倫疑惑騒動の渦中にあった山尾議員は、衆院選立候補決意会見で倉持弁護士との関係を問われましたが、その内容とはまったく関係のない意味不明な発言で論点を回避しました。

まず、大前提として、国会議員の立候補者が公職選挙法で指定されていない情報を開示する義務はありません。誰が政策ブレーンを務めようが、立候補者の勝手です。但し、当時の山尾議員は「清廉潔白な働くママ」という属性を武器しており、安倍総理に対しても「ママたちは気分では騙されない」などとヒステリックに人格攻撃を繰り返していました。選挙を前にした山尾議員にはどうしても論点回避したい理由があったのです。

<事例3>国会審議中にコーヒーブレイク