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■韓国の年明け|旧正月の「ソルラル」に正月を祝う
■フランスの年明け|「ガレット・デ・ロワ」を食べて祝う

■韓国の年明け|旧正月の「ソルラル」に正月を祝う

韓国の年明けも中国と同じく、旧暦の正月である「ソルラル」に祝う風習がある。ただし大晦日から年明けにかけて、まったく盛り上がらないというわけではなく、町中が人であふれる程度にはヒートアップする。

だが韓国における正月の本番は「ソルラル」であり、中国と同じく旧正月の前後が連休になる場合が多く、その連休に親族同士で挨拶回りをしたり、日本で言うお雑煮の「トックッ」を食べたりする。

祭壇に20種類ほどの食べ物を供え、先祖の霊を迎え入れる「茶礼(チャレ)」という儀式をするのも有名だ。

■フランスの年明け|「ガレット・デ・ロワ」を食べて祝う

フランスの年明けは、大晦日の夜から年明けにかけてお祭りのように盛り上がる。最も大きなイベントとしては、首都パリのシャンゼリゼ通りを歩行者天国にして行われるカウントダウンイベントが挙げられる。

カウントダウン後には、家族と一緒に豪華な食事を楽しんだり、高級なシャンパンで盛大に祝ったりなど、フランス人らしい過ごし方をする。またフランスの正月には、伝統菓子である「ガレット・デ・ロワ」を食べて過ごすのが特徴的。

なお、この「ガレット・デ・ロワ」を切り分ける際に、「フェーブ」と呼ばれる小さな人形がなかに入っていたら、その人は1年を幸せに過ごせるという言い伝えがある。