事前にできる日焼け対策とは
水や汗に強い日焼け止めを塗布
日焼け止めにはさまざまなタイプがありますが、ウィンタースポーツで使う場合は、水や汗で流れないウォータープルーフのものがいいでしょう。
また、日焼け止めにはSPFとPAという2つの性能があります。SPFはUV-B波に対する日焼け予防効果となり、PAはUV-A波対する予防効果です。冬の紫外線はUV-A波が多いためPAの+の数が多いものがおすすめです。PA++++が最大値となり高い日焼け防止効果が期待できます。
■日焼け止めは注意点も多い
日焼け止めは肌の上に成分があることで紫外線の到達を遅らせてくれます。そのため、ゴーグルを動かした時に肌がこすれると日焼け止めが剥がれる可能性があります。また、敏感肌の方は日焼け止め自体が刺激物となる可能性もあるため肌に合うか確かめてから顔に塗ったほうがいいでしょう。
もし肌から剥がれた場合は、その場で気軽に塗れるようにシートタイプのものも用意しておくと便利です。
唇の対策を忘れずに
肌は日焼けしてもある程度ケアができますが、唇はケアが難しいため必ず唇も日焼け対策をしておきましょう。唇の日焼け対策はUVカット機能のあるリップクリームを使うだけです。リップクリームを塗るだけでも紫外線と乾燥対策になります。
ゲレンデでできる日焼け対策について
ヘルメットや帽子も紫外線対策に
スキーやスノーボードでは安全性を考慮してヘルメットやニット帽(ビーニー)をかぶりますが、夏に麦わら帽子をかぶるように帽子などでも日焼け対策になります。寒くなかったり転ぶ心配がないという方でもきちんとヘルメットや帽子をかぶりましょう。非常に簡単にできる日焼け対策としておすすめです。
帽子やヘルメットは後述するフェイスマスクでの日焼け対策と異なり暑くなりにくい特徴もあります。
ゴーグルとフェイスマスクでUVカット
スキーウェアやスノーボードウェアなどの必須アイテムを買い揃えたりレンタルして揃えます。これらの専用のウェアでも紫外線対策は可能です。例えばゴーグルは雪の反射による眩しさを抑えてくれるだけではなく、UVカット仕様のものも多く気軽にできる紫外線対策です。
また、防寒用のフェイスマスクもゴーグルと合わせることで顔の露出を大きく下げるため効果的な日焼け対策となります。
■春のスキーではフェイスマスクは暑苦しい
真冬ならゴーグル、フェイスマスクで日焼けを防止できますが、少し気温が高くなる春のスキーではフェイスマスクでの日焼け対策は汗ばむ原因になるためあまりおすすめできません。春は日焼け止めを使って対策したほうがいいでしょう。