目次
スピニングリールへの糸巻きの手順
ラインサイズなどの注意点

スピニングリールへの糸巻きの手順

ベールを倒しておく

ラインを結ぶときには、先にスピニングリールのベールは倒しておきましょう。そして、必要に応じてスプールをスピニングリールから取り外しておきます。

スプールを必要に応じて取り外しておくことで、ライン結びが楽になります。そのままでもとくに問題がないようなら、スプールを取り外すことなくそのまま作業を行いましょう。

ロッドにラインを通してスプールに結ぶ

用意したロッドのガイドにラインを通します。通したラインをそのままスプールに結びましょう。スプールへのラインの付け方は、しっかりととまっていればどういった結び方でも問題はありません。ただし、結び目は残さないようにしてください。

結び目が残ると、ラインが出ていくときに結び目部分に当たっ手しまい、トラブルの発生原因となります。必要に応じてギリギリまで結び目をカットするなどのチェックを行いましょう。

ラインプールに細長い棒を取り付け

新しいラインプールにボールペンや割り箸などの棒を通しておきます。こうすることで、より楽に、トラブルの発生が少なくスピニングリールへの糸巻きがおこなえます。

ラインプールをそのまま床などに置いて糸巻きをした場合、ラインプールが暴れてしまい綺麗な付け方ができないだけではなく、一定の厚みでスプールにラインが巻けないことがありますのでこうした付け方をおすすめします。

タオルでラインを掴んでロッドに固定

そしてラインに湿らせたタオルを当ててロッド部分で固定し、釣りをしている感覚で糸巻きを行います。湿らせたタオルでのラインを握る強さは、強すぎず弱すぎずくらいです。強すぎるとライン伸びが起こりやすくなります。

弱すぎるとスプール内のラインにダボつきが起こりますので、スプール部分をチェックしながら糸巻きを行いましょう。ラインの付け方や糸巻き方法に慣れれば、簡単な作業です。

スプールの満タンよりも少し少なめが理想

釣りをしているときに、ラインはたくさんあった方がいいと思いがちですが、スピニングリールのスプールへのラインはいっぱいまで巻かないようにしましょう。目安としては、スプールの端に1mmくらいのへこみができる程で留めます。

これも釣りをしているときのトラブルを回避するためです。ラインをいっぱいまで巻いてしまうと、キャスト時にラインクラッシュが起こりやすくなります。

必要に応じて下巻き糸も活用する

スピニングリールを糸巻きするときには、必要に応じて下巻き糸も活用しましょう。釣りでリールを使用する場合、ほとんどの場合は使用している糸は外側です。内側の糸は使わないことが多いため、この部分は太めの安い糸でも問題ないのです。

スプールの3部の1ほどは安価な糸を巻いておき、3分の2ほどは高価な糸を使えば経済的に使用でき、ラインを交換するときにも楽に交換できるでしょう。下巻き糸も上手に活用してライン交換を行いましょう。

ラインサイズなどの注意点

スプールへの記載をチェック

初めてスピニングリールに糸巻きを行う場合、どのくらいの太さで、どのくらいの長さのラインを用意するべきか迷ってしまうかもしれません。これはスピニングリールのスプールへの記載を確認することで解決します。

スプールには、そのスピニングリールに対応したラインの太さ、そして巻き取れる長さの記載があります。その記載に沿ったラインを用意すれば問題ありません。記載以外のラインでも糸巻きはできますが、あくまでもそのリールの能力に合ったラインの能力が記載されていますので注意しましょう。

糸巻き時のラインのテンションのかけ方

スピニングリールの糸巻き時には、先ほども解説した通り湿らせたタオルを当ててテンションをかけて巻き取りますが、どのくらいのテンションをかけるべきか悩むかもしれません。

基準としてナイロンやフロロカーボンの場合は、力を入れすぎることでラインが伸びてしまい、スプールにラインが食い込んでしまいますので、少し余裕を持たせてください。また、PEラインは力を入れても問題ありませんが、摩擦熱に弱い面がありますので、しっかりとタオルを湿らせて巻き取ることをおすすめします。