目次
ブリードに挑戦してみよう
羽化させる方法

ブリードに挑戦してみよう

オスとメスを同じケースに入れる

セアカフタマタクワガタの飼育ガイド。羽化までにかかる期間や温度管理のコツも解説!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

セアカフタマタクワガタは、初心者でも簡単にブリードに挑戦することができます。まずオスとメスの成虫を用意して、少し小さめのケースに入れます。この時、マットを浅めに敷き、昆虫ゼリーを入れておきましょう。

だいたいオスとメスを一緒のケースに入れて、1週間ほどの期間で交尾済みと見なします。交尾済みと見なしたら、次は産卵の準備を始めます。ケースの移動をさせるのでケースはいくつか用意しておきましょう。

産卵セットに移動

セアカフタマタクワガタが交尾済みだと判断したら、産卵セットに移動させます。産卵セットは、大きめの飼育ケースの底にマットを固めにしき、産卵材と呼ばれる木材を入れます。この時、産卵材は皮を剥き水分を含ませた状態にしておくのがおすすめです。最後に昆虫ゼリーを入れたら、後は産卵を待つだけです。

産卵材などを入れ、できるだけ自然に近い形の環境を作ってあげると、セアカフタマタクワガタも産卵しやすくなります。

産卵期間は?

セアカフタマタクワガタは、だいたい1カ月半ぐらいを目安位に産卵が完了しています。そのため、産卵後の割り出しを行います。

割り出しは、産卵木の中に産み付けられた幼虫を取り出すことです。通常のクワガタだと産卵後は産卵木がボロボロになっていますが、セアカフタマタクワガタの場合はそのままの形で木が残っているので、幼虫を傷つけないように割り出しを行うようにしましょう。

産卵を行っていない場合も

セアカフタマタクワガタは、交尾して産卵したかどうかは卵をチェックしてみないとわかりません。もしも産卵セットに移動したのに、産卵の跡が見つからない場合は、再度オスとメスを同じケースに入れて交尾から始めるようにして下さい。

羽化させる方法

さなぎになるまでの期間

割り出しが終わったセアカフタマタクワガタは、個別に幼虫を飼育します。だいたい15頭ほどの卵を一度に産卵します。幼虫を飼育する方法は、マット飼育で10~12カ月の期間がかかります。その間温度管理も重要で、23~25℃を目安にしましょう。

幼虫期間も終わりに近づくとエサをあまり食べなくなってしまいます。これは、さなぎになる準備期間に入った合図です。

無事に羽化を迎えよう

さなぎになると動きがなくなりますが、その期間は静かに見守ってあげましょう。そうすることで、無事に羽化を終えることができます。後は、しっかりと成虫になるまで飼育していきます。

成長になったのが確認できたら、再度オスとメスをセットにして、産卵をさせて数を増やしていくことが可能です。この手順を繰り返しておくことで、徐々にセアカフタマタクワガタの数を増やしたり、飼育を何年も楽しむことができます。

寿命はどのくらい

セアカフタマタクワガタは、成虫になってからの寿命は約1年です。だいたい卵から羽化するまでが1年、成虫も1年と考えておくといいでしょう。一度ブリードの方法を覚えておけば、何度も繰り返しながら、セアカフタマタクワガタの飼育を楽しむことができます。