就業率が高い 失業率が現役世代より低く、先進国では平均並み 労働者に占める割合が非常に高い(14%)

高齢世代の就業率は1970年代の方が高かったわけですが、働き方が大分異なる可能性が高いですね。

当時は、女性の場合は家族従業者が多かったと想定されます。男性の場合は、自営業主や役員が多かったと想定されます。

近年では、男性も女性も、自営業主が減り、非正規雇用が増えている傾向があるようです。(参考記事: 男性でも進む「非正規化」、「非正規労働」ばかり増える女性)

もちろん働きたくて働いている高齢者が多いのも事実と思いますが、生活を維持するために働かざるを得ない高齢世代も多そうです。

ドイツやフランスでは高齢労働者が非常に少ないのに対して、日本でこれだけ働く高齢者が多いのは特徴的ですね。

人手不足と言われる低賃金労働を、日本では高齢労働者が担っているとも言えそうです。

皆さんはどのように考えますか?

編集部より:この記事は株式会社小川製作所 小川製作所ブログ 2022年12月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「小川製作所ブログ:日本の経済統計と転換点」をご覧ください。