日本は他の主要国と比較してかなり高い水準で推移しているのが特徴的です。近年では25%程度となりますので、65歳以上の高齢世代の4人に1人は働いていることになります。

韓国はその日本よりもかなり高い水準です。

図2 就業率 2021年 65歳以上OECD統計データ より

図2が2021年の就業率の比較です。

韓国がもっとも高い水準ですが、日本も先進国で3番目に高いようです。日本は高齢世代の中で働く人の多い国と言えそうですね。

逆にドイツやイタリア、フランスはかなり低い水準と言えます。アメリカ、カナダは高めです。

このあたりの順位は、再分配や貧困率などの順位とも関係していそうですね。

就業率 65歳以上 2021年 単位:% 38か国中 1位 34.9 韓国 3位 25.1 日本 9位 18.0 アメリカ 15位 12.9 カナダ 22位 10.3 イギリス 27位 7.4 ドイツ 30位 5.1 イタリア 36位 3.4 フランス 平均 12.6

2. 高齢世代の失業率

高齢世代の失業率についても眺めてみましょう。