図3 失業率 65歳以上OECD統計データ より

図3が高齢世代の失業率の推移です。

各国とも現役世代より低めの水準で推移しているのがわかります。イギリスが2000年ころにかけて急激に低下しているのが印象的ですね。

日本は1~3%で推移しているようです。近年ではドイツより高く、イタリアやイギリスと同じくらいですね。

図4 失業率 20年間平均OECD統計データ より

図4が高齢世代の失業率について、直近20年間の平均値を比較したグラフです。

ドイツは0.8%で極めて低い水準ですが、日本は21%で先進国平均並みです。

アメリカとカナダが先進国の中では高い水準になっています。

3. 高齢者の働く国日本

日本は高齢世代の就業率が高く、失業率も現役世代に比べて低い国になりそうです。

先進国の中で最も高齢化が進む日本で、高齢世代の就業率が高いという事は、労働者に占める高齢世代の割合がかなり高いことを意味すると思います。

労働者に占める高齢世代のシェアについても見てみましょう。

図5 労働者数 シェア 65歳以上OECD統計データ より

図5が労働者数に占める高齢世代のシェアです。

韓国以外の他の主要国が数%代の低水準で推移しているのに対して、日本は極めて高い水準です。 直近では14%近くになります。

労働者の7人に1人が65歳以上の高齢世代となります。

4. 高齢世代の労働者の特徴

今回は65歳以上の高齢世代について、就業率や失業率、シェアをご紹介しました。

日本の高齢世代については、次のような特徴があるようです。