目次
日本でデータサイエンティストが不足している原因
データサイエンティスト人材不足の解決方法
日本でデータサイエンティストが不足している原因
では、なぜ日本ではデータサイエンティストが不足しているのでしょうか?
簡単に言うと、需要が増えている一方でデータ分析を学べる教育機関が少なく、経験者も少ないからということが原因としてあげられます。
アメリカでは、いろいろな分野を渡り歩いて、最終的にコンサルタントとして独立するという人も多くいます。しかし日本では学問も縦割りで、一度データサイエンティストとは関係のない職業に就いた人がデータサイエンティストになるという機会はほとんどありません。
McKinsey社が過去に集計したデータによると、データ分析を学習したことがある大学卒業生はアメリカでは2万5,000人いるのに対し、日本ではわずか3,400人しかいません。

他の国と比べても、日本ではデータサイエンティスト人材になるために必要な知識を持つ人が非常に少ないことがわかります。
データサイエンティスト人材不足の解決方法
では、次にこのデータサイエンティスト人材不足を解決するためにはどうすればいいのかを紹介していきます。
- データサイエンス教育
- 企業での人材育成
それぞれ解説します。
データサイエンス教育
1つ目の方法はデータサイエンス教育です。
以上でも見てきたように、外国では大学などの教育機関でのデータサイエンス教育が充実しています。
そこで、日本でも文部科学省が主体となり、未来のデータサイエンティストを育成するためのカリキュラムが大学に広がっています。そのため、企業としては今後、新卒採用などの機会でデータサイエンス教育を受けた学生に着目することで、人材不足を解消するきっかけとなるでしょう。
企業での人材育成
2つ目の方法は企業で人材を育成することです。
データサイエンス教育が大学で広まっていると言っても、まだまだその数は多くありません。そのため、企業内でデータサイエンティストの人材を育成するという方法もあります。