貧困ビジネスとは、生活保護受給者やホームレスをはじめとする困窮している人をターゲットとして、さまざまな手口でお金を稼ぐことの総称です。代表的な例は、路上生活者や家出した少女などに生活保護を申請させ、生活保護費を中抜きする事業です。
貧困ビジネスに詳しい専門家は、以下のように指摘しています。
貧困ビジネスの実態なんやろな pic.twitter.com/qAgEOgA8EF
— ω (@ranranru762) December 31, 2022
貧困ビジネスに詳しい専門家によると、本物の貧困ビジネスと本物でない貧困ビジネスがあるようです。
本物の貧困ビジネスを知らない方向けに私たちの相談者が提供してくれた写真をあげておきます。首都圏では生活保護費12万円のうち10万円前後をとり、プレハブ小屋、2畳程度の簡易個室へ入れ、まともなケアもされない事例が散見されてきました。本物の貧困ビジネスを知る機会にしてほしいです。 pic.twitter.com/Hd555ERAOz
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) January 1, 2023
ただし、貧困ビジネスという言葉を作った専門家の湯浅誠氏によると、
私が呼んでいる貧困ビジネスとは、貧困状態を固定化したり、貧困からの脱却に資さない、そういった悪いビジネスを指している。なので定義上、良い貧困ビジネスというモノはない。
ということなので、本物の貧困ビジネスかそうでないかという分け方はむずかしい気もします。
一方で、貧困ビジネスかどうかを追及することは、さもしいことだという意見もあります。
世間には「貧困ビジネス」もあるだろう、「生活保護の不正受給」もあるだろう、そういうさもしい人間は残念ながら必ずいるものだ。しかし社会的困窮者を救済しようとする事業には皆裏がある、人間に善意などあるはずがないと考えるのも、かなりさもしいことだなと思う。
— 中嶋 哲史 (@J_J_Kant) January 1, 2023