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カナディアンカヌーの利点と欠点
カナディアンカヌーで根魚狙い
カナディアンカヌーの利点と欠点
とにかく広い艇内(利点)
![【連載】海釣りをもっと楽しく!意外に知らない「カナディアンカヌー」フィッシング!](https://cdn.moneytimes.jp/528/704/vJxIGrFdCIeEDxCvsmxYiWTTdVoXIajI/76f3e99f-9d89-4dd1-ae4a-c9a74eea3251.jpg)
海釣りではどんな魚が掛かるのか分かりません。アジ狙いの釣行でイナダが掛かることだってあります。持って行く道具、例えばクーラーボックス一つにしても大型の物が積めるだけで安心感があります。また思わぬ釣果で小さなクーラーボックスでは用が足りないこともあります。仕掛けもしかりで、さまざまな仕掛けを積んでおく余裕がカヌーにあれば、海の上でがっかりする回数も減るでしょう。
とにかく風に弱い(欠点)
カナディアンカヌーには何種類かあり、川下り(ホワイトウォーター)用や止水用など、ほとんどがバウ(船首)の形と船腹の大きさで決まります。しかしどのタイプであっても風に弱いという弱点があります。海上でアンカーを打たずに流し釣りなどしていて風が吹いて来るともう釣りになりません。それは喫水の浅さが原因(乗艇していない場合1cmとか2cm)なので解決できる問題ではありません。風の吹く日は釣行をあきらめなければならないのが弱点です。
カナディアンカヌーで根魚狙い
ジグで底を攻める!
![【連載】海釣りをもっと楽しく!意外に知らない「カナディアンカヌー」フィッシング!](https://cdn.moneytimes.jp/528/704/DxXDjSMpbcioaoGSPijMnQfhhNieavlL/17bf360d-933e-4036-9b95-208fa1d4ab85.jpg)
カナディアンカヌーに限らず手漕ぎボートなどでのジギングは底物(ロックフィッシュ)が簡単で有効です。動力を腕力や脚力に頼っているカヤックフィッシングでは、ナブラ撃ちをしたくてもなかなかナブラに間に合いません。最初からジグを落として釣る根魚狙いが効果的です。対象魚にもよりますが、20gから40gほどのジグを何本か用意しておくと一日楽しめます。ジグの届く距離でナブラが湧いた場合にはもちろん遠投して狙いますが、その時もカナディアンカヌーはロッドが振りやすく釣りやすい造りになっています。
根魚狙いの装備
![【連載】海釣りをもっと楽しく!意外に知らない「カナディアンカヌー」フィッシング!](https://cdn.moneytimes.jp/318/355/tUzIYEIsufNQXYvzXTfXznuHmCrzZgpY/1424d363-2357-4d0b-8c41-7d3d26aaaca6.jpg)
筆者のフィールドは少し皆さんのフィールドとは魚種が異なると思いますが、仕掛けや釣り方は大差がないと思いますので、紹介させていただきます。使用ロッドは負荷40g、長さ9.6ftのシーバスロッド。船釣りには少し長いですが、遠投もあるのでこれがメインになります。ラインはPEの色付き1号、リーダーはナイロン3号を3メートルとっています。使用ジグにはこだわりはありませんが、アシストフックやオモックなどは手作りしています。この連載中に作り方なども紹介していきますね。
根魚の狙い方
![【連載】海釣りをもっと楽しく!意外に知らない「カナディアンカヌー」フィッシング!](https://cdn.moneytimes.jp/600/450/FEYovtmNfngZgiEsNllGUCQrBuQUYVTv/11d07dcc-92e2-416a-be68-cfb97d07286e.jpg)
まずはジグをカヌーから素早く落としていきます。オモックやタイラバなどの場合は着底後即ゆっくりのただ巻きで根魚と回遊魚を同時に狙いますが、ジグの場合は着底したらちょんちょんと誘いをかけます。オモック、タイラバ、ジグ、全てに共通するテクニックは「着底したらすぐアクション」です。これには2つの理由があります。一つは「根掛かり防止」のため。もう一つは「魚に見切らせない」ためです。着底してジグなどが数秒動かなければ、魚は「ニセモノ認定」します。これを知っているだけで釣果がかなり違いますよ。