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持ち帰りの注意点
持ち帰った灰の再利用法

持ち帰りの注意点

焚き火後の炭や灰を持ち帰る方法

灰処理後の薪や灰は持ち帰る方法はさまざまあります。しかし消火に便利なアイテムがあれば、灰処理の面倒な後始末が簡単になるのでおすすめです。

もし専用のアイテムがなくても、耐火性、耐熱性のある容器であれば焚き火後の灰は持ち帰れます。灰処理を行い、消火を確認して危険のないような状態にしなければいけません。

焚き火後の灰や炭を持ち帰る際の注意点

焚き火をした後、薪の消火状態を目視ではっきりと確認ができません。目に見えない内側で種火がくすぶっていることがあり、このような状態で持って帰るのは危険があります。車の中で他のものに燃え移り火事になってしまったら大変です。

灰処理後も、念のため水で湿らせた新聞紙で灰や炭をくるんでおくのがおすすめです。くるんだものはそのままビニール袋に入れてから耐火性のある容器に入れて持ち帰りましょう。

持ち帰った灰の再利用法

堆肥にする

灰処理後の灰は、リサイクルして植物や農業用の堆肥として使用できます。灰はアルカリ性で、植物の成長を助けるカリウムやカルシウムなどの栄養素を含んでいるためです。

与えすぎはよくないですが、適度の量を土壌にかけてあげることで植物を元気にしてくれます。自宅でガーデニングや家庭菜園をしている方におすすめです。

雪にまく

灰を雪にまくことで融雪剤として使用できます。白い雪に灰をまくことで、黒くなった部分が太陽の光に当たると溶けやすくなるので、雪を早くに溶かしてくれるのが特徴です。

しかし雪が溶けた後に黒ずんだ灰のカスが出てしまい、汚らしい感じがします。また灰処理をきちんとしていないと薪などのカスが残りゴミになりがちです。晴れた日にしか実感できないということもあるので、使う際は注意しましょう。

洗剤代わりに使う

灰処理後の灰は再利用して洗剤を作れます。作り方は灰に3倍量のお湯をかけるだけ。お湯をかけた後、灰をろ過してきれいな黄色い液体を取り出せば完成です。

ひどい汚れのついた食器を漬けおくだけできれいにしてくれますし、ホームクリーニング用の液体洗剤としても使用できます。効果は抜群ですが、強いアルカリ性を持つのですぐに手が荒れます。手袋をつけて使用するようにしましょう。

調理に使う

キャンプ場での焚き火の灰処理ガイド!簡単な消火方法や、持ち帰りの注意点も解説!
(画像=Photo byIT-STUDIO、『暮らし〜の』より引用)

焚き火後に灰処理をしっかり行うことで、灰を調理にも使用できます。例えば、灰を入れたお湯で山菜を煮れば、簡単に灰汁抜きができて美味しい山菜料理のできあがりです。

他にも囲炉裏や火鉢などに入れれば、温かさを保持しながら調理ができます。日本の古来からの生活に馴染む灰をただ捨ててしまってはもったいないですね。