ランニングと顔痩せは可能?
ランニングの効果がわかったところで、顔痩せとどのような関係にあるのか見ていきましょう。顔痩せやダイエットが目的でランニングを始めようと考えている場合、どのくらいの距離や頻度が適しているのかも解説します。
顔痩せには長期戦を覚悟
ランニングを続けることで顔痩せにも効果がありますが、長期戦を覚悟する必要があります。有酸素運動であるランニングは、継続したとしても内臓から遠い部分から順番に痩せていくからです。まず手首や足首から痩せ始め、次にお尻や太もも、最後に顔が痩せるという順番になります。
ランニングは何日か頑張れば効果が現れるものではありません。顔だけ痩せるのは難しく、実際に顔がすっきりして効果が現れるのは約3ヶ月後になります。かなり根気が必要ですが、体が痩せると顔も引き締まるので続けることが大切です。
ダイエットを目的としたランニングの距離
顔痩せやダイエットを目的としたランニングの場合、走る距離の長さではなく、何分かけて走ったかという点に注目します。有酸素運動の場合、脂肪燃焼の効果が出るまで20分以上の時間が必要だからです。長距離や長時間走ればいいというわけでもなく、だいたい30分で3~5kgが目安になります。最初は距離を気にせず、脂肪燃焼を意識しながらゆっくりでもいいので30分以上かけて走ることを目標にしましょう。
ダイエットを目的としたランニングの頻度
ランニングの頻度は週に3回程度がおすすめです。それ以上多いと休息時間がないためつらくなり、少ないとやる気がなくなって続かなくなるからです。また適度に休息を入れることで効果が表れやすくなります。短期間で急激に痩せることはリスクを伴うため、地道に努力を続けるのがポイントです。
顔が太る原因は?
顔痩せに効果がある方法を知るには、顔が太って見える原因を見極めることが大切です。原因によって対処の仕方も変わるので、自分はどのタイプなのか考えてみましょう。なぜ顔が太って見えるのか大きく3つの原因に分け、それぞれ効果のある対応方法を紹介します。
顔が太る原因①脂肪太り
顔が太っているだけでなく全身に脂肪がついている人は、脂肪太りが原因です。食事のカロリー摂取量に対し運動などによる消費量が少ないと、顔に脂肪が蓄積されやすくなります。また体と顔のバランスを比べた時に、顔が大きく見える人は、体質的に脂肪がたまりやすい可能性があります。 脂肪太りを改善するには有酸素運動であるランニングが効果的です。有酸素運動は酸素を取り込み脂肪をエネルギーとして消費するため、20分以上続けると脂肪燃焼の効果があります。顔が痩せたと感じるまでには時間必要ですが、根気よく続けることで顔痩せに繋がるといえるでしょう。
顔が太る原因②むくみ
むくみも顔が太って見える原因のひとつです。むくみは睡眠不足や食生活の乱れ、お酒の飲み過ぎなどにより起こります。血液やリンパの流れが悪くなり、水分が排出されず蓄積されるためです。
顔のむくみ対策方法としては、食生活の改善が重要です。人の体は塩分を摂取しすぎると濃度を調整するために水分を溜め込もうとします。塩分の多い食事を控えることでむくみの改善に繋がります。
またランニングなどの運動で新陳代謝をアップさせることも、顔のむくみ解消に効果的です。全身の新陳代謝がアップすると血行も良くなり、水分の排出さがスムーズになります。脂肪太りの場合と同じく、顔が痩せるまでには時間がかかることを覚えておきましょう。
顔が太る原因③たるみ
年齢や筋肉の衰えによって起こるたるみも、顔太りの原因です。皮膚の下には表情筋という筋肉がたくさんあります。表情筋が衰えて緩むことで皮膚を支えきれなくなり、顔にたるみが現れます。特に1人の部屋で誰とも話さずパソコン作業をしている人は、表情筋を使わないためたるみやすい傾向があります。
対策方法として意識して表情筋を使うことをおすすめします。具体的には、口角を上げた状態で作業したり、片方ずつウインクをしたりという方法があります。表情筋のトレーニングをすることで、普段使っていなかった筋肉も動かせるので、たるみを改善できます。
また顔のむくみと同様に、新陳代謝をアップさせるという点でランニングは効果的です。血行が良くなると老廃物が排出されるため、顔のたるみ解消につながります。