目次
夏のトレッキングにおすすめの快適素材
夏の登山服には紫外線対策も考える

夏のトレッキングにおすすめの快適素材

レイヤーで素材分けをすると登山が快適になる

【初心者向け】夏登山の服装ガイド。ウェア選びの基本知識や快適素材もご紹介!
(画像=Photo byPexels、『暮らし〜の』より引用)

登山の服装はインナー・中着・アウターと3レイヤーで考えるのが基本です。それぞれ同じ素材ではなく、適材適所な素材を選ぶことでより登山を快適にしてくれます。ここでは、それぞれのレイヤーに合わせた快適素材をご紹介します。本格的に登山を趣味にしたい方は、初心者のうちから素材も気をつけてみてください。

夏の登山に適した素材1.ジオライン

【初心者向け】夏登山の服装ガイド。ウェア選びの基本知識や快適素材もご紹介!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ジオラインとは登山用品ブランドとして有名なモンベルが、独自に開発した新素材です。非常に細い繊維で中に隙間を作って織り上げているため、吸水性と発散性にすぐれているのが特徴となります。

素早く汗を肌から吸収して、インナーウェアに残さず外に出すため冷たさを感じにくいです。夏にかぎらず行動中と休憩中の体温差が少なく、汗冷えの心配がない衣類用素材としておすすめします。

夏の登山に適した素材2.ゴアテックス

ゴアテックスというと、レインウェアや冬の衣類というイメージがあるかも知れません。しかし夏のアウターとしてもおすすめの素材です。もちろん高い防水機能を持つため雨対策の服装としても有能ですが、通気性のよさで中に熱がこもりにくいため、夏のアウターにも合っています。

夏の登山に適した素材3.ポリエステル

【初心者向け】夏登山の服装ガイド。ウェア選びの基本知識や快適素材もご紹介!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

登山に特化した特殊な素材ではありませんが、ポリエステルは速乾性が高いおすすめ素材です。夏に着用する中着の素材に困ったらポリエステル性のシャツを選んでおけば間違いありません。

ポリエステルによく似ていて、よさそうに思えて逆に初心者の方が失敗しやすい素材にコットンがあります。特殊な加工がされていない限り、綿は吸水・保水力が高く乾きにくい素材です。夏に限らず汗冷えを起こしやすいものとして避けてください。

夏に限らずソックスはメリノウールがおすすめ

登山用ソックスにおいては夏用の素材分けはされていないことがほとんどです。強いて言えば厚さで春夏秋と冬を分けるのがおすすめとなります。素材はどのシーズンもメリノウールが優秀です。

ソフトなクッション性・透湿性で汗による皮膚のふやけを防ぎ靴との摩擦を軽減してくれます。メリノウールは、靴擦れがおこりにくい靴下素材です。またやわらかく肌触りがよい点でも履き心地もよくおすすめできます。

夏の登山服には紫外線対策も考える

標高があがるとUVの値も大きくなる

【初心者向け】夏登山の服装ガイド。ウェア選びの基本知識や快適素材もご紹介!
(画像=Photo byNZKGB、『暮らし〜の』より引用)

紫外線は標高が1000mあがるごとに13%アップするといわれています。そのため登山は、特に紫外線に気をつけなければなりません。

紫外線は日焼けの原因となりますし、日焼けはいろいろな肌トラブルの引き金にもなります。普段から肌荒れが心配な女性だけでなく、皮膚がんなどのリスクを考えると性別問わず服装で登山時の紫外線対策をすることをおすすめします。

夏登山には帽子もあるとよい

帽子は登山には必須というものではありませんが、あった方がよいウェアです。特に紫外線対策にはとても役に立ってくれるので、夏の日差しが気になる方は用意しておいてください。

この場合もちろん素材はUVカットされたもので、襟足や首に当たる日差しを防ぐシールドが付いている帽子ならより効果的です。

紫外線対策といえば長袖の衣類

紫外線対策のために衣類を選ぶ場合は、夏でもインナーウェアを長袖にしてみてはいかがですか。汗をすぐに吸収して肌に残さないため、半袖よりも快適と感じることもあります。インナーウェアが半袖ならば、中着として長袖の山シャツを選ぶのがおすすめです。

半袖の服ならアームカバーをしてもOK

暑さが厳しい日で体温が中にこもるようであれば、半袖をチョイスしてもかまいません。その場合は紫外線防止策として別途腕だけアームカバーをすることで、服の中には風が入り涼しく紫外線から肌も守れます。