夏山登山は平地と違った体温調整が必須となるため、夏の登山は初心者の方も服装について前知識があるとさらに快適に楽しめます。今回は夏山登山の服装ガイドをウェア選びの基本情報を、選び方の手助けとなる快適素材とともに解説いたします。
目次
初心者必見!夏登山の服装選び
山登り用ウェア選びの基本知識
初心者必見!夏登山の服装選び
夏の登山向けの衣類や登山靴を選ぶ
夏は寒さが厳しい雪山と違って登山がしやすい季節といわれており、これから登山をはじめる初心者にもおすすめの時期です。その一方で山の気温や登山時の体温管理のためには、普段の生活の服装選びとは違ったポイントがありります。登山用の服と普段の服は、夏であっても別のものと考えてください。
時期的に服装選びが難しい夏の登山
夏は特に平地と山の上との気温差が大きい時期です。そのため平地の感覚でウェア選びをすると、あとで後悔することにもなります。難しそうと感じられるかも知れませんが、初心者の方でもわかりやすく説明しますのでご安心ください。
それではまずは低山から3000km級の本格的な登山でも対応できる、夏山登山時の服装選びの基本的な考え方から見ていきましょう。
山登り用ウェア選びの基本知識
登山にはどんな服装をすればよいのか
街着として夏の服装を選ぶとすると、シャツやブラウスといったトップス・パンツやスカートといったボトムズの2種類で構成できます。しかし登山にはこの2種類では対応できません。ここでは登山に必要な服装選びの基本を、それぞれの部分に分けて解説いたします。
基本の登山服の選び方1.インナーウェア
登山の服装では、インナーウェアは夏でも着用する必須アイテムです。少し想像しづらいかも知れませんが、登山では夏でも汗をかいて冷える・寒いということがおこります。
吸水・発散性がよく肌に汗が残らないような素材がおすすめとなります。どのようなものがよいのか、詳しく知りたい方は次項目の快適素材もぜひ参考にしてください。
基本の登山服の選び方2.中着とアウター
着用する順番によって肌に近い方からインナー・中着・アウターとなります。夏の登山であれば中着とよばれる保温目的の衣類は、服装リストから除いてもかまいません。
アウターは風を防いだり、防水があればちょっとした雨も防げます。紫外線を防ぐという観点でも、夏もシャツ1枚ではなくアウターを着用してください。
基本の登山服の選び方3.登山靴
登山靴はスニーカーとは違います。低山だからスニーカーでよいだろうという考え方は危険です。初心者の方でも必ず登山靴・トレッキングシューズと明記されたものを選ぶようにしてください。
また、はじめて使うブランドに関しては、通販などはできるだけ避けた方が無難です。メーカーによって形の個性がありますので、実際に履いて自分の足にフィットする形であるかを確認することをおすすめします。
基本の登山服の選び方4.そのほかのアイテム
長時間歩く登山では、靴選びと同じくらい重要なアイテムにソックスがあります。こちらも普段履きの靴下ではなく、登山用の中厚手から厚手のトレッキング用の靴下をご用意ください。素材においてもおすすめがありますので、後述でご紹介いたします。