目次
スノーシューの基本的な服装
スノーシューに必要な持ち物・装備
スノーシューの基本的な服装
初心者が気軽に楽しめるアクティビティでありながらも、雪山のトレッキング・ハイキングに適した服装でなければ楽しい時間を過ごすのは難しくなります。どのような服装が適しているのか、基本的なポイントについてチェックしましょう。
服装①スキー用のアウターウェア・ズボン
フリー写真素材ぱくたそ 雪山の中でトレッキング・ハイキングを行うため、防寒性をしっかり備えたアウターが必要です。いろいろなアウターがある中でも、特に防湿性・透湿性のあるスキー用のウェアやズボンが適していると考えられます。
スキー用のウェアやズボンなら雪を被ったとしても内部が濡れることなく、温かさもキープできます。また防風性のあるタイプを選ぶことで、風が強い日でも快適に楽しい時間を過ごせるでしょう。
上着とズボンが別々のタイプがおすすめ
スキー用のアウターウェアを選ぶ時は、上着とズボンが別々になっているタイプがおすすめです。つなぎタイプのスキーウェアだと、トレッキング・ハイキング中に着替えたいと思っても難しくなってしまいます。着脱のしやすさも考慮に入れて、機能性の高いスキー用アウターウェアを選んでください。
服装②保温性のある中間着
「雪山のハイキングなのだから、温かい上着やズボンにしよう」と思うのは間違いではありませんが、そればかりではいけません。トレッキング・ハイキング中は運動量によって体温が上がり、思った以上に暑くなることがあります。
そのため、スキー用のアウターウェアの下には中間着を取り入れるのがおすすめです。中間着を備えておくことで、暑くなった時は脱ぎ、寒くなった時は着る、といったように体温に合わせて服装を調整できるようになります。
フリースやダウンでOK
中間着については、スキー用の特別なウェアではなく、薄手のダウンやフリースといった一般的なアパレルショップで販売されているもので大丈夫です。保温性がしっかりあるタイプなら、寒さが厳しい雪山のトレッキング・ハイキングでも耐えられるでしょう。
また暑くなった時に脱いだ場合は、コンパクトな形にしてバッグの中に入れられると便利です。小さく折り畳めるかどうかも考慮に入れて、中間着を選んでください。
服装③保温・速乾性のあるインナーウェア
トレッキング・ハイキングをしている最中に汗をかくと、体が濡れて体温が下がる原因になります。体が冷えて低体温症になる可能性もあるため、汗を吸収しやすいインナーウェアを選ぶことが大切です。
速乾性のあるインナーウェアなら、汗をかいてもすぐに吸収して乾くので安心でしょう。保温性も備えていることで、体が冷えるのを防げます。またズボンの下にはタイツ系のインナーウェアを着ると体に密着し、温かさをキープしやすくなるでしょう。
ポリエステル素材がおすすめ
インナーウェアにおすすめの素材はポリエステルです。速乾性と保温性があり、汗をかいても安心だと考えられます。
逆にコットンは速乾性がなく低体温になる原因を作るやすいので、避けてください。普段はコットン素材をインナーウェアとして使っていたとしても、雪山でトレッキング・ハイキングをする際にはポリエステルにこだわりましょう。
寒い時はインナーウェアを重ね着
スキー用アウターウェア・中間着・インナーウェアを着ていたとしても、気温によっては寒く感じることがあります。そんな時は、インナーウェアを重ね着しましょう。上着やズボンの下に重ね着をしておくことで、厳しい寒さを防ぎやすくなります。
服装④蒸れにくい靴下
意外と見過ごしてしまいがちなのが、靴下です。アウターウェアやズボンなど、他の部分はバッチリでも靴下だけは薄手で足元が冷えてしまった、ということは初心者にはよくあることだと言えます。
足は体の部位の中でも特に冷える確率が高いため、厚手のタイプを選びましょう。また、汗をかいてムレやすい部分でもあることも忘れないようにしてください。速乾性があり、ムレにくいポリエステル素材の靴下を選ぶと良いです。
スノーシューに必要な持ち物・装備
服装に続いて、必要な持ち物・装備について見ていきましょう。雪山のトレッキング・ハイキングに必要な持ち物・装備をあらかじめ把握しておけば「あれを持って行けばよかった」と後悔することがなくなるので、チェックしてみてください。
持ち物・装備①スノーブーツ
スノーシューに固定しやすいスノーブーツを用意しておきましょう。ウィンタースポーツ用のスノーブーツであれば、基本的にスノーシューに固定することが可能です。
また足首をしっかりと固定し、バランスを崩すのを防ぐためにハイカットタイプを選ぶのがおすすめです。くるぶし辺りまでカバーできるスノーブーツなら、安全にトレッキングを楽しめます。
トレッキングシューズはオーバーシューズが必要な場合も
トレッキングシューズをスノーシューに取り付けることも可能ですが、サイズによってはきちんと固定できない場合があります。そんな時は、トレッキングの上からオーバーシューズを使いましょう。
オーバーシューズとは、防水性のある靴用のカバーです。ホームセンターやアウトドアショップで販売されているので、トレッキングシューズを使うのを想定している場合は準備しておいてください。
持ち物・装備②スパッツ
フリー写真素材ぱくたそ スノーシューを履いていたとしても、雪山を歩いているうちに靴の内側に雪が入り込んでしまうことがあります。雪が靴の内部に入ると足が濡れて冷えてしまうため、低体温症の原因になるでしょう。
雪の侵入を防ぐため、靴の上からスパッツを取り付けると安心です。靴用のスパッツを付けた上でスノーシューに足を固定させてください。このように万全な状態を作ることで、初心者でも寒さに悩まされることなく楽しい時間を過ごせます。
持ち物・装備③スノーシュー&ストック
スノーシューとストックは、雪山のトレッキングを行うために欠かせないアイテムです。しかし初心者の場合は、自分で準備するのは難しいですよね。そんな時はレンタルを利用すると便利です。
もしツアーを予約しているのであれば、事前にスノーシューやストックのレンタルを用意してもらえることがほとんどだと考えられます。またスキー場を併設したホテルなどは、スノーシューのレンタルを行っていることも。事前に確認をしておきましょう。
購入する場合は目的を明確に
「もっと日常的にスノーシューをしたいから、自分用の道具を買おう」と思った場合は、スキーショップなどで購入を検討してみましょう。ただし雪山を登るタイプと平地を歩くタイプとでは構造が異なります。
どのようなところを歩くのかしっかりと想定を決めた上で、購入するスノーシューを選んでください。間違ったタイプを選ぶと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ストックはカーボン製を
手に持って使用するストックは、軽くて持ち運びやすいカーボン製が使いやすいと人気を集めています。もし夏に使用する登山用のストックを持っているのなら、先端部分を雪用に交換することでスノーシューでも使うことが可能です。
持ち物・装備④防寒できる小物類
スノーシューにおいて防寒対策は重要なポイントです。寒さに辛い思いをするようでは、楽しい時間を過ごせなくなります。初心者だと雪山の寒さを軽く見てしまうことがあるので、想像以上に寒くなるとイメージして防寒用の小物を準備しておきましょう。
首を温められるネックウォーマーや、頭を守る防寒用の帽子などを装備に取り入れると安心です。また防水性がある手袋も身につけてください。寒さによって着脱しやすい仕様だとさらに便利です。
カイロも忘れずに
寒い中でも体を温めてくれる便利な持ち物として忘れないでおきたいのが、カイロです。バッグの中にいくつかカイロを入れておけば、寒くなった時にすぐに使えます。仲間が寒がっているときのために、少し多めに準備しておくと良いでしょう。
持ち物・装備⑤サングラスやゴーグル
雪山は、想像以上に太陽の光が強い場所です。紫外線から目を守るという意味でも、サングラスやゴーグルを装備してください。ただしゴーグルは、トレッキング中に内部が曇ってしまうことがあります。その場合は曇りにくいサングラスの方が重宝するでしょう。
持ち物・装備⑥日焼け止め
太陽を遮るものがない雪山は、紫外線の影響を想像以上に受けます。楽しい時間を過ごした後に鏡を見たら日焼けで真っ赤になっていた、ということは珍しくありません。
そのため日焼け止めも持ち物の中に入れておくと安心です。日焼け止めは数時間で効果が薄れてしまうため、こまめに塗り直せるようにしておきましょう。顔など、肌が出ている部分は全て日焼け止めを塗っておくのがおすすめです。
持ち物・装備⑦シットマット
雪山のトレッキング・ハイキング中は座って休憩することも。雪の上でもズボンの下が冷たくならないように、シットマット持ち物中に入れておくと便利です。
防水性のあるシットマットなら雪の上でも影響を受けることなく、快適に座れます。シットマットに座って休憩を取りながら、自然を満喫する楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
持ち物・装備⑧荷物を小分けできる防水袋
小物類は、バッグの中に入れているとぐちゃぐちゃになりがちです。何がどこにあるのかわからないと荷物を取り出すのに手間がかかり、貴重な時間を無駄にしてしまう場合があります。
それを避けるために、荷物を小分けできる袋を準備するのがおすすめです。また雪をかぶったときのために防水性のある袋を選びましょう。
持ち物・装備⑨カメラ用防水ケース
雪山を歩いている中で珍しい動物を目にしたり、神秘的な風景に心を奪われたりすることがあるでしょう。そんな楽しい思い出を写真に残すためにカメラを持っていく場合は、防水ケースも装備しておくと安心です。
雪をかぶった時に水分がカメラの内部に染み込むと、故障の原因になります。あらかじめ防水ケースを取り付けておけば、不要な心配をしなくて済むでしょう。カメラのサイズにあったケースを選び、ぜひ撮影を満喫してください。