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神秘的なカルデラ、ンゴロンゴロ保全地域
地球上最大の野生動物の楽園、セレンゲティ
神秘的なカルデラ、ンゴロンゴロ保全地域

ンゴロンゴロ保全地域は、300万年前の火山の噴火によってできた、山手線にすっぽりと入るほどの大きさの世界最大級のカルデラです。「ンゴロンゴロ」とはマサイの言語で「大きな穴」を意味します。

クレーター内にはライオン、チーター、ハイエナ、ゾウをはじめとする2万5千頭以上の大型動物が生息します。また、絶滅危機にある黒サイも26匹生息しています。外輪は標高2,400mと平野(1,800m)との高低差が600mもあるため、ここに生息する動物のほとんどはその生涯をクレーター内部で過ごし、独自の生態系が保たれています。展望台から双眼鏡でカルデラを覗くと無数の動物が見えます。


ンゴロンゴロでは、遊牧民のマサイが野生動物と共生しており、部落の見学をすることもできます。観光的ではあるのもの、マサイの伝統的なジャンプを交えたダンスで歓迎してくれ、住居の中なども案内してくれます。通常、部落長に心付けを支払う必要があるため、ツアーガイドに確認が必要です。
ンゴロンゴロの外輪山には多くのホテルやロッジがあり、テラスからクレーターを望むことができ、前・後泊には困りません。出発日のピクニックランチ付きプランを選ぶと安心です。
地球上最大の野生動物の楽園、セレンゲティ
「セレンゲティ」はマサイ語で「果てしなく広がる平野」を意味し、その名の通り国立公園面積は四国よりも広く、北部はケニアのマサイマラ国立保護区につながっています。公園内には300万を超える動物が生息し、東アフリカに生息するほとんどの動物がいると言われ、ンゴロンゴロと並んだ名観光地となっています。2019年にはWorld Travel Awardsでアフリカ一の国立公園に選出されました。アルーシャからはンゴロンゴロを経由して車で7時間の距離に位置するため、ンゴロンゴロと合わせたツアーが多いです。上記でも紹介しましたが、例年2〜3月にはグレートマイグレーションで、出産時期を迎えたヌーが大集結します。

セレンゲティではライオン、ヒョウ、チーターといったネコ科の動物が多く見られることでも有名です。動物が遠すぎて双眼鏡でしか見えない...。でも望遠レンズも持ち合わせていないし...という方は、カメラのレンズを双眼鏡に当ててシャッターを押すと、しっかり姿を捉えられるのです!

セレンゲティ国立公園内にも多くの老舗ホテルがありますが、特にオススメしたいのが、セレンゲティ・フォーシーズンズ・サファリロッジ。ロッジ内の宿泊はオールインクルーシブ(飲食込み)でサファリに面したインフィニティプールが併設されています。ホテルのバーや一部の部屋からは水飲み場に集まる動物の姿が眺められ、存分にサファリを味わえる設計!バルーンサファリと呼ばれる熱気球で上空からサファリを満喫することもできます。風のない早朝に出発し、サファリカーでは入ることのできないエリアを満喫した後は、地上に戻った後はシャンパン付きの朝食を楽しめます。