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タンザニアってどんな国?
サファリ計画のポイントは?

タンザニアってどんな国?

タンザニア連合共和国は東アフリカに位置し、コーヒーで有名なキリマンジャロ山やハネムーン先として人気のザンジバル島でご存知の方も多いでしょう。鉱物採掘でも有名で、米ティファニー社が見出したタンザニアでしか採れない鉱石「タンザナイト」は近年人気を博しています。

国土面積は日本の約2.5倍で、ユネスコ文化遺産が3件、自然遺産が4件と、計7箇所の世界遺産を有する観光大国です。首都は中央部ドドマですが、実質的な首都機能や経済活動は東部ダルエスサラームに置かれています。公用語のスワヒリ語にピンと来ない方も多いでしょうが、日本でもよく目にする「サファリ」とはスワヒリ語で「旅をする」という意味。その他、ディズニー映画「ライオンキング」でも出てくる「ハクナマタタ(心配ないさ)」等、意外と馴染みのある言語です。通貨はタンザニア・シリングですが、ホテルや観光地では米ドルの使用ができるところも(1ドル=約2,320タンザニア・シリング:2020年10月現在)。

アフリカサファリのメッカ!タンザニア・ンゴロンゴロ&セレンゲティをご紹介
(画像=<首都ドドマでは都市開発が続いています>、『たびこふれ』より引用)

今回ご紹介するンゴロンゴロとセレンゲティへの玄関口はキリマンジャロ空港です。カタール航空がドーハ−キリマンジャロ路線を就航したため、日本からは乗り継ぎ一回でアクセス可能。一方で、ザンジバル島など、その他の観光地域からアクセスする場合にはダルエスサラームから国内線を利用することも可能です。観光ビザ(90日間の滞在)は、キリマンジャロ空港もしくはダルエスサラーム空港到着時に50米ドル(現金のみ)で簡単に取得できます。

アフリカサファリのメッカ!タンザニア・ンゴロンゴロ&セレンゲティをご紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

サファリ計画のポイントは?

タンザニアは赤道直下に位置するため、一年を通じて気温の変動があまりありません。3〜5月、11〜12月頃は雨季となるため、その直後だと草木が覆い茂り、動物を見つけにくいとも言われています。乾季が近づく頃には、「グレートマイグレーション」と呼ばれるヌーやシマウマ、ガゼルなどの草食動物が水場を求めて大移動する姿が見られます。草食動物たちを仕留めようと肉食動物が獲物を狙う姿はとてもドラマチック。例年、セレンゲティ南部では2〜3月頃に大移動が起こりますが、ンゴロンゴロに生息するヌーはクレーター内から移動することはありません。

黄熱病汚染地域からの入国の際には、予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められるため、黄熱病の予防接種を済ませましょう。北部アルーシャ州およびサファリ周辺は標高1,000m以上に位置し蚊が少ないですが、心配な場合はマラリア予防薬の服用をお勧めします。

サファリ観光は、ロッジの予約や、サファリカーと運転手兼ガイドの手配を代行してくれるツアーオペレーターを通じての準備をお勧めします。運転手兼ガイドにはサファリ付近で生まれ育ったマサイ族出身者も多いため、動物を見つける能力に長けているのです。現地には日本人が経営するJATAN TANZANIA TOURSという会社も存在し、日本語で旅行の相談もできます。今回は、アフリカサファリでも特に王道とされるンゴロンゴロとセレンゲティをお勧めのホテルなどとともに紹介します。