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フランス人の避暑地、サンペドロのおしゃれな漁船と猿の旅
まとめ

フランス人の避暑地、サンペドロのおしゃれな漁船と猿の旅

グラン・ラオウから更に西へ、首都アビジャンから車で8時間の位置には、最も美しいと言われるビーチ、ササンドラ(Sassandra)とサンペドロ(San-Pedro)があります。ここへ向かう道路は舗装されていない部分が多いため、アビジャンからはナショナルフラッグであるエアコートジボワールに乗るのがおすすめ。

サンベドロはアビジャンに次ぐ第二の都市で、国際貨物船の発着地であるとともに、漁業が盛んです。サンペドロではリゾート地となっているグランべレビ(Grand-Béréby)に泊まるのがおすすめ。ビーチを楽しめるほか、釣りやリバークルーズ、野生の猿を探索したり、ユニークなランドスケープを楽しむことができます(筆者はLe Katoumホテルでアクティビティを手配しました)。

また、9月中旬から12月まではカメの産卵も見ることができます。サンペドロの漁村の見所はカラフルな漁船。船体にはサッカーチームのロゴや国旗が描かれています。また、漁業が盛んなサンペドロでは新鮮な魚介が安価に楽しめます。海を見ながら、山盛りのロブスターグリルを楽しむなんて言う贅沢も。

西アフリカのマンハッタン、コートジボワール共和国
(画像=<ギニア湾でよく見られる鮮やかに色塗られた漁船>、『たびこふれ』より引用)
西アフリカのマンハッタン、コートジボワール共和国
(画像=『たびこふれ』より引用)

リバークルーズでは、漁村のほかに、野生のオナガザルの生息地も訪れることができます。丸太を彫り出したような手漕ぎボートに乗り進んでいくとマングローブが出現。バナナなどの果物をマングローブの枝に貼り付けると、数分で野生の猿が出現します。漁村に近いせいもあってか、人に慣れている様子で、器用に枝から枝へと渡っては貼り付けられた果物をゲットしていく姿はとても癒されます。

西アフリカのマンハッタン、コートジボワール共和国
(画像=『たびこふれ』より引用)

また、グランべレビでは岩場が波によって丸く侵食された地形が特徴的です。市街からタクシーで45分、Tabaouléビーチには、干潮時に岩場の中に現れるピッシン・ナチュレル(天然プール)という名所があります。水着を着て中に入ることができますが、意外と小さいため、冷たい天然温泉のような感覚かも!?満潮時には潮が満ちてしまい、岩場に渡ることが困難なため、潮の満ち引きを調べて訪問することが肝心!

西アフリカのマンハッタン、コートジボワール共和国
(画像=<あいにくの天気と満潮のタイミングで泳ぐことは叶わず>、『たびこふれ』より引用)

まとめ

今回は、西アフリカ・コートジボワールのビーチリゾートをご紹介しました。手付かずのビーチと大自然を楽しめると共に、 ローカルの生活が垣間見えます。西アフリカは日本からは心理的・物理的距離も少し遠いですが、他にはない旧植民地の名残と伝統的文化の融合が楽しめます。

観光のイメージは少ないと思いますが、他では見られないユニークな自然、動物、歴史文化を全て楽しめるコートジボワールにぜひいらしてください。

西アフリカのマンハッタン、コートジボワール共和国
(画像=『たびこふれ』より引用)

文・写真・Saori K. Courtois/提供元・たびこふれ

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