後半のラフマニノフも、テンポのダラダラ感というか、緊張感が途切れるというか、妙なメリハリが心地悪いというか・・・。どうも取り留めない感じで、結局、どんなサウンドを作りたいのかが聞こえてこない。
おや、セロが7人?いくらなんでも少なくない?病欠たくさん出たのかな?
アンコールのドヴォルザークスラヴ舞曲はよかったので、やっぱりラトルは、壮大な曲よりコンパクトである程度明るい曲が似合うし、オケもしかり。
このカップルは、これが見納めでしょう。ヤンソンス亡き後のバイエルン放送響に移るラトル、愛するヤンソンスが育て上げた素晴らしいオーケストラを、どうか輝かせてください。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。