どの年代でも一度は人生について考えたことがあるだろう。生き方とは正解がないものだからこそ、時々人生観を見直し、これからの将来を考えることが大切だ。
アニメ映画の中には、様々な形の生き方、命の尊さが学べるものが存在する。
ここでは、週末にじっくりと観てほしい、“人生観を変えるアニメ映画”を7作品紹介していく。自分の生き方を見つめなおすきっかけになれば幸いだ。
【コーディネーター・青柳由貴】
年に1400時間ほどマンガ・アニメ・考察動画などに費やすオタク主婦。少年漫画、青年漫画もこよなく愛し、寝る前に10個のマンガアプリを徘徊するのが癒し。過去にはYouTubeのアニメ考察動画のシナリオも製作している。
屍者の帝国
本作の舞台は、屍体蘇生術によって体だけ蘇った「屍者」が産業を支えている世界。
人は死ぬと21g軽くなる。「もしそれが魂の重さなら、その魂を戻すことはできないだろうか?」という疑問を抱く主人公・ワトソン。
生者と屍者の苦しみや魂の在り処を深く考えさせられる作品となっている。
イノセンス
タイトルからは分からないが、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の続編映画である。しかし、前作を観ていなくても楽しめる作品なので、本作から観てみるのもよいだろう。
テーマは「人間と人形」。物語は、暴走した少女型ガイノイド(アンドロイド)が「助けて」と発言した後、自爆するシーンから始まる。複数のガイノイドが所有者を殺害しており、主人公・バトーはその原因を追究する。