気づけば目立つところできてしまったスーツのテカリ。生地の毛先が潰れてしまったことがテカリの原因です。プライベートやビジネスなど大事なシーンで困惑しないために、テカリの防止方法と既にできてしまったスーツのテカリの取り方まで網羅して紹介します。

目次
スーツのテカリの原因とは
スーツのテカリを防止するには

スーツのテカリの原因とは

スーツは毎日の仕事ではもちろん、結婚式やパーティーなど日常における多くの場面で活用する社会人にとって欠かせない正装の1つです。使用頻度が高いからこそ消耗スピードも速くなりがちで、気づけばお尻や肘の部分にテカリが目立つようになってしまいます。必要なときに綺麗な状態のスーツが用意できないのは非常に参ります、テカリの防止方法や取り方を知る前に、まずは原因から探っていきましょう。

スーツのテカリの原因 1 擦れ

原因の1つ目は歩いたり肘をついたりしたときの摩擦です。生地が擦れることにより毛先のハリが弱ってしまい、繊維が潰れることでスーツの表面に光が反射しやすくなりテカリができるのです。一度も擦ったことがない新品のスーツは毛先がピンと伸びているので、光を反射させませんが擦れることによって少しずつ起毛がなくなることから、スーツのテカリが進行します。

スーツのテカリの原因 2 重圧

2つ目の原因は、座ったりカバンを背負ったりするときに生じる力で、ズボンやジャケットの生地が潰れる重圧が原因です。テカリの原理は摩擦のときと同様で、潰されて立体感を失った繊維が光を反射しやすくなるため部分的にスーツがテカリを放ってしまうのです。圧は生活における行動なので避けようがないことですが、次に紹介する防止方法を実践すればスーツのテカリの進行具合を遅らせることが期待できるでしょう。

スーツのテカリを防止するには

既にできてしまったスーツのテカリの取り方を知るのも大事ですが、あらかじめ対策しておくことが最も効率的でしょう。急な会議や招待されたパーティーなど、いつどんなときでも対応できるように、スーツのテカリは事前に対策しておくことが大切です。対処の方法はいくつかありますので、日常的にできる簡単な防止方法をご紹介します。

スーツのテカリを防止方法 1 ブラシをかける

日々のブラシがけはスーツについた埃や汚れ、臭いなどを落とす効果もありますが、テカテカになるのを防ぐことにも大変役立ちます。テカリの原因は上述したように繊維の毛先が潰れてしまうからです、潰れかけた繊維をこまめにブラシで整えてあげれば、ズボンのテカテカ防止や進行を遅らせる効果が期待できます。職場に到着したらブラッシング、家に帰宅したらブラッシング、少なくても1日2回はブラッシングすることがコツです。

スーツのテカリを防止方法 2 毎日着ない

スーツは消耗品なので、クリーニングやブラッシングなどどんなに手入れを真面目に徹底していても、テカテカしたり生地がほつれたりなどの劣化現象は使用頻度と時間と共に現れてしまいます。スーツやズボンがテカテカしてしまうのを抑えるには、数着を着まわすことが効果的な手入れ方法になります。ただハンガーにかけている状態ではスーツもズボンも光沢は発生しませんので、1着多く持って1日おきに交互に着まわすだけで消耗スピードは倍も遅らせることが可能です。