目次
■ガス遠赤外線ストーブのサウナ室に、加湿器が!?
■水風呂は地下水で本気の12度!

皆さん、こんにちは! 年間延べ500施設以上、全国津々浦々のサウナに通っている温浴施設の経営コンサルタントのサウナ王、太田です! サウナ入ってますか!

最近は、テレビやラジオ、ネットでも「サウナ」という言葉を見ない日はないくらいサウナブームはすごい。サウナ有名店の客層を見る限り、このブームを牽引しているのはやはり20代、30代の若いサウナーたちだと思うんだよね。

たまに彼らと話をする機会があるんだけど、サウナの有名店には定期的に行くし、遠方へのサ旅もしながら、ローテーションするサウナ店を決めている人もいる。例えば、週末の時間がある時には思いっきりサウナを満喫したいから、一週間頑張った自分へのご褒美として、ちょっと高めの一日ゆっくりできるサウナ施設に行く。で、週のはじめは、自宅や会社、学校の近くにあるお手軽な「銭湯サウナ」に行くという感じ。

どんな銭湯サウナに行くのか聞くと、ほとんどの人が「黄金湯」「松本湯」「改良湯」という具合に、挙がる名前は有名店ばかり(笑)。でも、そういう有名な銭湯サウナは平日でもかなり混んでるらしいんだよね。だからあまり有名ではない銭湯サウナにも行くみたい。ただ、サウナや水風呂、休憩のクオリティが低いところには行きたくないから、ある程度のクオリティの銭湯サウナを見つけるのも楽しみなんだってさ。

さて、ここからが本題! 実は俺もサウナ仲間から教えてもらって見つけたんだよ。いい銭湯サウナを! 常連さん的には、よそ者サウナーが増えるのを好ましく思わないこともあるとは思うけど、銭湯はある程度お客様に来ていただかないと、経営が苦しいのも実情なんだよね。

事実、今年2022年は温浴業界も危機的状況なんだよ。理由はコロナウイルスの蔓延と物価高騰、さらにはエネルギーコストが温浴業界史上、過去最高に高い状況が続いているからなんだよね。だから万が一、廃業とかになられても困るので教えちゃおうと思う。常連さん、ごめんなさい!

そこは神奈川県横浜市の金沢区にある「亀遊舘」。創業は昭和17年というから、かれこれ創業80年だよね。80年はすごい。でも、ここまでくるまでにはいろいろと大変だったと思う。
ちなみに今年の2月にリニューアルしたからそれ以前の状態を知らないんだけど、先日行ってここのファンになったのでリニューアル後の「亀遊舘」について話をするね!

■ガス遠赤外線ストーブのサウナ室に、加湿器が!?

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=吹き抜けのロッカールーム、『男の隠れ家デジタル』より引用)
究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=傘ロッカー、『男の隠れ家デジタル』より引用)

まず、亀遊舘に入店すると下駄箱横にある傘ロッカーに驚くんだよ。行ったときが雨で、傘を入れようと思ったら傘ロッカーがあって、これって珍しんだよね。
ロビーは広々としていて、明るくて清潔感があって好印象。ロッカールームも明るくて広々していて更衣しやすいと思う。

さぁ、それではサウナ室から紹介しようかな。ここは、サウナストーブを使った乾式サウナ。

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=オリンピアのガス遠赤外線サウナストーブを使用、『男の隠れ家デジタル』より引用)

収容人員はストーブを正面にして、左右両サイドに2段ベンチがあるから16名かな。温度計を見ると、96度になっていたね。

秀逸なのが、壁の上の方に加湿器がついていて、サウナ室が加湿されるようになっていること。それもアロマの香りつきで。ガス遠赤外線ストーブを使ったサウナ室は、大抵加湿やロウリュができなかったりするんだ。

香りは定期的に替わるそうなんだけど、自家製加湿器をつけるとかすごくない? これにはお客様に満足してもらいたいというオーナーの思いが感じられたよ。

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=サウナ室に設置されたアロマ加湿で湿度をキープ、『男の隠れ家デジタル』より引用)

ところでサウナ室に入って驚いたのは、漫画や本を読んでいる常連さん(?)たちが多かったこと。昭和や平成の最初は当たり前の光景だったけど、最近はほとんど見なくなったから嬉しかったね。昔は誰かが雑誌や新聞を読んでいて、かくいう俺も30年以上前にはそうだった(笑)。

もちろん店側としては、サウナ室内での読書をOKしているわけではないだろうけど、なんか懐かしさを感じたね。

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=ベンチ下の間接照明がムーディで落ち着く雰囲気を演出、『男の隠れ家デジタル』より引用)

で、懐かしさでいえば、もう一つ。サウナ室の音楽が2000年代のJ-POPだったんだよ。ここのオーナーは本当にわかっているよね! やっぱりサウナ室にはJ-POPだよ!

曲がかかると、その当時のことを思い出すんだよね。「あ~、あの時は大変だったなあ」とか、「あの人は元気かなあ」とか、「あんなこともこんなこともあったよなあ」、「そして今があるよな~」とかね。

目を閉じて汗をかきながら、そんなことを考えられるのは俺的には昔のJ-POP! だから、ここは最高のサウナ室!

■水風呂は地下水で本気の12度!

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=地下水をチラーでしっかり冷却した冷え冷えの水風呂、『男の隠れ家デジタル』より引用)

さぁ、素晴らしいサウナ室のあとは水風呂だよね。水風呂がなんと12度台だったよ! 銭湯サウナでそこまで冷たいところはあまりないよ。12度台だけど、柔らかい感じで痛くないんだよね。バイブラだし、地下水だからかな? いや~、良かったよ!

それと、水風呂の壁にこんなことが書かれていたよ。「水風呂がぬるいと感じられましたら、フロントに一声お声掛けください」こんな気遣いをしてくれる施設を初めてみたよ。もう35年以上、全国の施設を巡っている俺がだよ! 初めてだよ、こんなの。オーナー、本当にすごいよね! 脱帽です!

究極の銭湯サウナといえばココ! 神奈川県にある創業80年の老舗店「亀遊舘」
(画像=掛水コーナー、『男の隠れ家デジタル』より引用)