一方でこの「ねこホーダイ」を擁護する声として、「殺処分になるより良いではないか」「保護猫の行き先を確保するための一つの手法」というものがあります。
確かに動物殺処分は減らさなければならない難題ですが、それでもこのサブスクという解決方法には問題が大きいと感じざるを得ません。
人間に引きつけて考えてみれば、要保護児童を預ける家庭が不足しているからといって、サブスクで里親家庭を探そうという話にはならず、受け皿を他の方法で必死に講ずるはずです。
もちろん動物のは場合は、その「必死に講ずる」部分が欠けて安易に殺処分をされてしまうからこそ問題が起きるのですが、その部分は政治や行政が正面から向き合わなければならない課題です。
このサービスにしても、責任の転嫁や手軽さを公言するような内容ではなく、「命を救う・つなぐ」という視点で構築された事業内容や発信であったなら、ここまで問題視されることはなかったかもしれません。
対応結果については、またブログやSNSでご報告いたします。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年12月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。