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前回の新型コロナは本当にインフルエンザより「危険」なのか?では、分科会のメンバー同士で正々堂々と議論を行い、科学的で正確な結論を出していただきたいとお願いしました。

その願いがかなったのか、12月21日に開催された第111回アドバイザリーボードでは、もはや季節性インフルエンザ(以下、季節性は省略)より「危険ではない」という数値が示されているようです。

第111回アドバイザリーボード資料4(P4)より

これで一安心かと思いきや、なぜか公式の発表ではこの点が明確ではありません。

アドバイザリーボードの見解

現時点でのアドバイザリーボードの公式見解は、第111回アドバイザリーボードの資料4(P1)にあります。

第111回アドバイザリーボード資料4(P1)より

COVID-19による死亡インパクトを考えるにあたっては、超過死亡を考慮する必要がある。 COVID-19と季節性インフルエンザの致死率や重症化率を比較することについては、現在示されているデータは、ほとんどの場合異なる方法で集められたものであり、直接比較するにあたっては留意が必要である。

しかし、この文章はいくら考えても理解できませんでした。

まずは、1についてです。